2005年イギリス総選挙(2005ねんイギリスそうせんきょ、英語:United Kingdom general election, 2005)は、英国議会(正式名称:グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国議会)の議員を選出するため、英国において2005年5月に行われたイギリス総選挙である。前回行われた2001年7月の総選挙以来4年ぶりに行われた選挙で、低失業率や堅調な個人消費で好調な英国経済の中、労働党のブレア首相が5年ある下院議員の任期を一年前倒しする形で下院を解散して行われた。2003年に勃発したイラク戦争への参戦の是非などが主な争点として争われた。選挙の結果、労働党は結党以来初めてとなる3期連続の政権を維持することには成功したが、前回より40議席以上も議席を減らす結果となった。下院議員の任期は2006年7月まであり、ブレア首相は最高で後一年首相を続けることが可能ではあったが、世論調査における労働党政権の支持率が高く、野党である保守党が混乱していたため、選挙を行う好機と捉えたブレア首相は、4月5日(火曜日)にバッキンガム宮殿に赴いてエリザベス女王に議会解散を申し入れ、4月11日に女王が議会解散を正式に宣言した。英国の経済が好調な中で、労働党史上初となる3期連続総選挙勝利に挑むブレア首相に対し、2003年に勃発したイラク戦争へ英国が参戦するために政府が行ったとされる情報操作疑惑や参戦の是非などの一連の批判を国民がどう判断するのか、また、1997年と2001年の総選挙で大敗している保守党が巻き返しを図れるか、過去数回の総選挙で順調に議席を伸ばしている自由民主党が今回どの程度まで議席を伸ばすことができるかが、注目された。出典:“General Election 2005( House of Commons Library Research Paper)”の資料を基に作成した。得票数と得票率は同資料の92頁~93頁より。当選者がいなかった政党及び候補については除外した。労働党は下院の多数派を引き続き占め、労働党史上初めてとなる3期連続での政権維持には成功したが、議席数を前回より40議席以上も減らし、得票率も政権党の得票率としては戦後最低のレベルに留まった。反対に保守党と自由民主党は前回より議席を伸ばした。結果、労働党と全野党との議席差は改選前の161議席から67議席と大幅に縮まった。しかし、保守党は1997年の総選挙以前の200議席台に乗せることは出来ず、3回続けて100議席台に留まった。
出典:wikipedia
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