「あおい」("Malven" )AV.304は、リヒャルト・シュトラウスが最晩年に作曲したソプラノのための歌曲。事実上最後の作品である。この歌曲は、リヒャルト・シュトラウスが亡くなる10ヶ月ほど前の1948年11月にスイスのモントルーで作曲されたもので、同時期にソプラノ独唱とオーケストラ伴奏による歌曲「4つの最後の歌 AV.150」も作曲されている。スイスの女性詩人(1904年-1998年)の「花園に青ざめた顔のようにそそり立つあおい(葵…この場合はを指す)」をうたった詩に作曲され、完成後、自身のオペラ『ナクソス島のアリアドネ』と『影のない女』の初演に出演したチェコ出身のソプラノ歌手マリア・イェリッツァに作品を贈呈した。この曲自体の存在は知られていたものの、彼女は生前この曲を封印し、彼女の死後1983年になってようやく公表された。作品の公開初演は1985年にニューヨークでソプラノ歌手、キリ・テ・カナワによって行なわれた。アレグレット、変ホ長調、4分の2拍子。演奏時間は約3分半。半音階が多用されているのが特徴。現在はブージー&ホークスから楽譜が販売されている。晩年に作曲された作品
出典:wikipedia
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