岡崎市図書館交流プラザ(おかざきしとしょかんこうりゅうプラザ)は愛知県岡崎市にある岡崎市立中央図書館を中心とした複合型施設である。愛称は「Libra(りぶら)」。2008年11月1日、岡崎市中心部の康生地区に開館した。建設地は1999年に戸崎町へ移転した岡崎郵便局やスポーツガーデン(プールやスケートリンク、ボウリング場など)などの跡地で、市の市街地活性化計画により手狭だった明大寺町の岡崎市立中央図書館を移転する計画を立て2006年に着工、2008年に完成した。裏手には伊賀川が流れる。建物は、プロポーザル方式によって選出された、佐藤総合計画・千里建築設計事務所JVの設計によるもの。徳川氏の菩提寺である大樹寺三門から岡崎城天守閣の眺望が、不文律で市民に守られてきたことに配慮し、低層の構造になっている。2010年に第17回愛知まちなみ建築賞を受賞した。愛称の由来は、「Library」(図書館)と「Liberty」(自由)を組み合わせた造語。2006年、公募にかけられ5つに絞られたなかから市民の投票によって決められた。施設の位置する康生通西4丁目は、岡崎郵便局や岡崎保健所、岡崎スポーツガーデンなどの立ち並ぶ地区だった。1999年に岡崎郵便局が戸崎町へ移転すると、市の再開発計画が決定するまでの暫定的な措置として、商業施設「三河小町」が建設され、2000年に開業した。三河小町は、同年に放送されたNHK大河ドラマ『葵 徳川三代』を利用した町おこしにと、市の主導で昔の街並みを模したもので、岡崎市の特産品などを販売する店舗が軒を連ねていた。しかし、来訪者は思うように伸びず、同年の市長選で初当選した柴田紘一は、2001年に市議会で閉鎖について言及した。その一方で、手狭となった明大寺町の岡崎市立図書館(2005年の額田町合併により「岡崎市立中央図書館」に改称)の移転する計画が持ち上がり、2001年2月7日に岡崎市議会に新図書館建設特別委員会が設置され、移転先が議論されていた。当初は、岡崎公園のグランド跡地が最も適当と判断されたが、調査で石垣などの岡崎城の遺構が発掘され保存の必要が発生したことから、断念した。そこで、康生通西地区が移転先として有力視されるようになった。2001年8月13日に開かれた特別委員会で、建設場所を康生通西地区とする市の提案が了承された。候補地となった康生通西地区では、三河小町が2002年に閉鎖となり1年で姿を消した。このほか、2003年に岡崎スポーツガーデンが閉鎖となった。岡崎保健所や城北保育園などの施設も移転し、2006年6月28日に着工した。2008年3月10日に完工し、11月1日に開館した。地上3階建て(高さ約15m)で、建築面積は約13,500m。屋外と屋内に299台を収容する駐車場を備える。2階が地上部分にあたるため、2階に出入口が設けられている。施設内には、1・2階には東西に「お堀通り」、2階に「お堀通り」というメーン通路が通っている。お堀通りは、古くは岡崎城の「大林寺郭堀」があったことをイメージし、緩やかな曲線を描いて長さ100mを結んでいる。お城通りは、大樹寺三門から岡崎城天守閣の眺望を表し、長さ60mを結ぶ。通路には、椅子や机が置かれており、交流スペースとして活用されている。1階は中央図書館、岡崎むかし館のほか、最大292席を備えるホールやスタジオ、会議室が設置されている。また、岡崎信用金庫・三菱東京UFJ銀行のATMが置かれている。2階には総合案内が置かれており、中央図書館、市民活動総合支援センター、内田修ジャズコレクション展示室、調理室、創作室、乳幼児室、会議室が設置されている。3階は、ほとんどが2階の吹き抜けになっており、会議室や国際交流センターのほか、テラスと屋内庭園を備える。屋外には、西側に伊賀川を眺めながら読書を楽しめる読書広場や、入口北に芝生広場が設置されている。2013年暮れ、委託業者の倒産によりカフェ&レストラン「セントルイス」が閉鎖。しばらく店舗のない状態だったが、2014年11月28日、同じ場所にサークルKとカフェ&レストラン「K's CAFE」がオープンした。
出典:wikipedia
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