『福家警部補の挨拶』(ふくいえけいぶほのあいさつ)は、大倉崇裕による日本の短編推理小説集「福家警部補シリーズ」の第1作。シリーズ続刊として2009年に『福家警部補の再訪』(ふくいえけいぶほのさいほう)、2013年に『福家警部補の報告』(ふくいえけいぶほのほうこく)が刊行されており、本項ではシリーズ全体についても述べる。単行本は創元クライム・クラブレーベル、文庫本は創元推理文庫より刊行される。女性刑事・福家警部補を主人公とする本格ミステリシリーズの第1作で、形式はいわゆる倒叙モノである。著者は大の「刑事コロンボシリーズ」のファンであり、シリーズの小説版の執筆(英語小説は存在せず、映像とシナリオの翻訳から直接日本語でノベライズされた)を手がけたこともある。ヒロインにはコロンボのほか、風采の冴えない探偵としては元祖であるブラウン神父に共通する描写(目をパチパチさせる、傘をうまく扱えない、小柄でしばしば大男と凸凹コンビを組むなど)も与えられている。三人ともファミリーネームしかはっきりしていない(ブラウンはイニシャルJのみ)点も共通。2007年度の本格ミステリベスト10で第8位にランクインした。本作の一編「オッカムの剃刀」が2009年1月2日にNHKにて永作博美主演でテレビドラマ化された。また2014年1月14日から、檀れい主演で福家警部補シリーズを原作とした連続ドラマがフジテレビ系で放送された。 いずれも東京創元社の『ミステリーズ!』に掲載された。2009年1月2日、『福家警部補の挨拶〜オッカムの剃刀〜』として、NHK総合で21:00 - 22:30に放映された。視聴率7.4%。『福家警部補の挨拶』のタイトルでテレビドラマ化。2014年1月14日から3月25日まで毎週火曜日21:00 - 21:54に、フジテレビ系の「火曜9時」枠で放送された。主演は檀れい。また上司の石松警部役にはSMAPの稲垣吾郎がキャスティングされた。冒頭ではプロローグとして、本編の展開になぞらえた実在の歴史上の事件や出来事、逸話を福家の(第10話のみ石松の)ナレーションで紹介している。詳細な人物説明は原作項目を参照。本項では簡単な続柄を記載。複数話・単話登場の場合は演者名の横の括弧()内に表記。
出典:wikipedia
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