スカーレット・レディとは、ショートドリンクに分類される、カクテルの1種である。正式名称は、スカーレット・レディ・カクテルだが、通常、スカーレット・レディと省略するので、本稿でも、以降、スカーレット・レディと記述する。このカクテルは、1976年に日本ホテルバーメンズ協会が開催した第5回カクテル・コンペティションの優勝作品。作者は、久保木康雄である。スカーレット・レディというカクテル名の意味は、そのまま「深紅の女」「緋色の女」と解釈する場合と、Scarlet Womanと書くと「売春婦」の意味になるが、そちらの意味を優先して「みだらな女」と解釈する場合の2通りがある。ただし、このカクテルは、『風と共に去りぬ』のヒロインである、スカーレット・オハラをイメージして作ったためにこの名前があるのではないかとも言われているまず、ホワイト・ラム、カンパリ、マンダリン・リキュール、レモン・ジュース、マラスキーノ・リキュールをシェークして、カクテル・グラス（容量75〜90ml程度）に注ぐ。あとは、オレンジの果皮をグラスの縁に飾れば完成である。このオレンジの果皮は、適切な大きさ・形に切ったものに、切れ込みを入れたものを用いる。なお、レモン・ジュースは、その場でレモンを絞ったものを使用するのがベストであるが、市販のジュースを用いても良い。ラムを増量するレシピもあるが、標準的なレシピではない。

出典:wikipedia