ボーダンクロオウム("Calyptorhynchus baudinii")は、オウム目インコ科に分類される鳥類。オーストラリア(西オーストラリア州南西部)固有種全長55-60cm。尾羽はやや長い。全身は黒褐色の羽毛で覆われ、明褐色の横縞が入る。頭部には黒く短い冠羽がある。眼の周囲には羽毛が無く皮膚が露出し、頬に薄灰色の斑紋が入る。尾羽には2本の白い帯模様が入る。虹彩は暗褐色。上嘴は長い。後肢の色彩は灰褐色。雛は白や黄色の綿羽で覆われる。オスは眼の周囲の露出した皮膚がピンクで、嘴の色彩は暗灰色。メスは眼の周囲の露出した皮膚が灰色で、嘴の色彩は灰色。丘陵から山地にかけての湿度の高い森林(主にマリーからなる)に生息する。ペアとその幼鳥からなる群れを形成して生活し、家族群が集合し大規模な群れを形成することもある。渡りは行わないが、食物を求めて一定地域内を移動する。食性は植物食傾向の強い雑食で、主にマリーの種子を食べるが、他の植物の種子や花の蜜、昆虫類なども食べる。繁殖形態は卵生。8-翌1月にユーカリの樹洞に木屑を敷いた巣を作り、飼育下では1回に2個の卵を産んだ例がある。抱卵期間は約28日。アーモンドやナシ、リンゴの果実を食害する害鳥。開発による生息地の破壊、害鳥としての駆除などにより生息数は減少している。オーストラリアでは法的に保護の対象とされているが、害鳥としての駆除は許可されている。1977年における生息数は5,000-25,000羽と推定されている。
出典:wikipedia
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