カリム・エル・アフマディ（; Karim El Ahmadi Arrousi, 1985年1月27日 - ）は、オランダ・オーファーアイセル州エンスヘーデ出身のサッカー選手。エールディヴィジ・フェイエノールト所属。ポジションはMF。モロッコにルーツを持つ事から、モロッコ代表でもプレーしている。モロッコ系の名前の発音はオランダでは読む人によって多少変化があるが、エル･アマーディに近い発音が多い。アマチュアクラブでプレーしていた9歳の時にFCトゥウェンテのスカウトの目に留まり、トッカースのフットボール･アカデミーに移る。2003-04シーズンにトップチームに昇格し、2004年3月21日にFCユトレヒトとのアウエーゲーム (0-2敗戦) でデビュー。それ以来、不動のレギュラーとなり、攻撃に推進力を与えられるMFとして、エールディヴィジ最高の選手の一人に成長した。エル･アマーディの力強いプレーによりトゥエンテも素晴らしいシーズンを送り、2007-08シーズンにはリーグ戦を2位で終えた。2007年夏にフェイエノールトが獲得を目指したものの、トゥエンテ側は移籍に後ろ向きであり、実現はしなかった。しかし、フェイエノールトは翌年まで関心を失わず、2008年4月16日、フェイエノールトへ500万ユーロで移籍。2013年までの契約にサインした。10月5日、フェイエノールトでのリーグデビューを果たした。ロッテルダマースでは2年半で公式戦74試合に出場し4得点を記録したが、最初の2シーズンは苦しむチームの中で消極的なプレーに終始し、高い期待には応えることができなかった。しかし、2010年1月27日のPSV戦（アウェー）では2得点を決めて3-0での勝利の立役者となった。2011年1月にUAEのアル・アハリへレンタル移籍。当時、財政難に苦しんでいたフェイエノールトは高給取りのエル･アマーディの売却を期待していたものの、2011-12シーズンにはロッテルダムに帰還。フェイエノールトがロナルド・クーマンを新監督に迎えたこのシーズンにクーマンの信頼を得て完全に復活し、ヨルディ・クラーシ、オトマン・バッカルと共に強力な中盤を形成した。2012年6月25日にアストン・ヴィラFCへ移籍金375万ユーロでの移籍が発表された。エル・アフマディは3年契約にサイン、背番号8を背負った。「もう一度フェイエノールトでプレーしたい」と公言していたエル・アフマディは2014年9月1日にフェイエノールトと3年契約でサイン。再び背番号8を背負った。アストン・ヴィラFCへ支払われた移籍金は75万ユーロ。2005 FIFAワールドユース選手権にモロッコ代表として出場した。2008年にはザンビア代表戦でA代表デビュー。2009年8月12日の親善試合、コンゴ共和国戦で代表初ゴールを挙げた。

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