オープンストリートマップ(英語:OpenStreetMap、OSM)は自由に利用でき、なおかつ編集機能のある世界地図を作るための共同作業プロジェクトである。GPS機能を持った携帯端末、空中写真やほかの無料機械からのデータをもとに作られていくのが基本だが、編集ツール上で道一本から手入力での追加も可能である。与えられた画像とベクトルデータセットはオープンデータベースライセンス (ODbL) 1.0のもと再利用可能である。登録したユーザーであれば、GPSのログファイルをアップロードしたり、ベクトルデータをエディタで修正することができる。OpenStreetMapはウィキペディアのようなウェブサイトに触発され、「編集」タブや履歴機能も保たれている。OpenStreetMapは、商用・非商用を問わずにデータの自由な利用と再配布を進めるため、初めはCC-BY-SAというオープンなライセンス下で発表された。2012年9月12日にライセンスがオープンデータベースライセンス (ODbL) 1.0に切り替えられたが、これは地図のデータセットにはODbLの方がより適切だとOSM財団が判断したからである。ライセンス変更の一環として、幾分かの地図データは削除する必要があった。新しいライセンスに同意しなかった人たちが投稿したデータと、そのデータに対する編集もすべて削除された。また、新しいライセンスと衝突する別のライセンス下で提供されたデータに基づく編集も削除された。現在の概算では全データの97%は保たれるが、例えばオーストリアは24~84%(データの種類により異なる)が保たれるといったように、地域によっては影響が大きい場合もある。このプロジェクトにデータを追加する場合はODbLと互換性のあるライセンスである必要がある。こういったデータには、パブリックドメインのような著作権が切れたものも含まれる。また、参加者は必ずユーザー登録をした上で、現在のライセンスに同意する必要がある。政府の公開しているデータなど参加者本人以外が所有するデータを追加する場合は、ライセンスを調査しODbLと互換/整合性が取れるかを確認する必要がある。OpenStreetMapの内部で使われていたり、OpenStreetMapを表示するのにつかわれているソフトウェアは他のプロジェクトから借用しており、そちらのプロジェクトにおけるライセンスが適用される。ユーザーが地図を編集したり変更履歴を見るためにアクセスするアプリケーションはRuby on Railsで構築されている。また、このアプリケーションはユーザーデータの保存とメタデータの編集のためにPostgreSQLを使用している。標準の地図は描画にMapnikを、保存にPostGISを使用し、Apacheのモジュール"mod_tile"の機能も使用している。Flashベースの地図編集ソフト "Potlatch2"などのソフトウェアはパブリックドメインで配布されている。オープンストリートマップのデータは、どんどん増えていく、数多くのサイト経由で、異なった形式で提供されている。地図の描画は汎用地図サイト上で、オンラインで利用できる:携帯電話上にOpenStreetmapのデータを表示させるための、数多くの異なったデバイスをサポートするプログラムが数多く存在している。サポートされているデバイスの大多数は、Java MEを動かせるものであり、Android, iPhone、Windows Mobile あるいは Openmoko.のようなプラットフォームと同様に、大多数の現行機種でOpenStreetmapを使えるようにさせる。数多くのプログラムは、たとえばラスタ地図か、ベクトル地図を使う場合、インターネット接続かオフラインで使え、自転車道のサポート、アドレス検索やルーティングのような高度な機能をサポートするというような、キーとなる、異なった機能を売りにしているので、各種の目的に応じて地図を見るという必要性に対応することが出来る。携帯電話向けの、いくつかのプログラムライブラリ中でのOpenStreetmapのサポートは、他ののOSM地図を含むことをも可能にしている。Yahooは、バグダード, 北京, カーブル, シドニー と 東京を含む全世界のいくつかの都市で、そのFlickrサービス内で、OpenStreetmapデータを使うことを開始した。The WordPress OpenStreetMap プラグインは、地図を挿入し、WordPressのblogsの投稿/ページに対してgeo メタタグを付与する。地図データは異なった地域と数多くの形式でダウンロードできる:
出典:wikipedia
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