『セイント・ビースト』とは、『おとぎストーリー 天使のしっぽ』に登場した敵役「四聖獣」を主役に据え、スピンオフした女性向けのメディアミックス作品。原作は 有栖川ケイ、キャラクターデザイン・イラストはあさぎ桜。ドラマCDを母体に、2003年5月から6月にテレビアニメとして『セイント・ビースト〜聖獣降臨編〜』(全6話)が放送された。2005年12月 - 2006年3月にOVA化(『セイント・ビースト〜幾千の昼と夜 編〜』)。2007年3月よりドラマCDシリーズのノベライズがスタート。同年4月より新作アニメ『セイント・ビースト〜光陰叙事詩天使譚〜』が放送され、9月にはPS2専用ゲーム『セイントビースト〜螺旋の章〜』が発売。また、外伝的作品として『セイント・ビーストOthers』がドラマCDを主体に制作されている。2012年1月25日に発売されたドラマCDでシリーズはいったん終了となる。2001年に放送された、美少女アニメ『天使のしっぽ』に敵キャラとして登場したのが四聖獣の始まりである(後に主人公たちとは和解)。その後、彼らを主人公に据えた番外編的なドラマCDが発売され(ルカとユダもそのときに声のみ初登場となった)、それを踏み台に2002年からオリジナル設定の作品『セイント・ビースト』(原作:有栖川ケイ)の展開が始まった(実質共通するのは名前と衣装、キャラクター設定の一部のみ。物語上も繋がらないことが原作者の日記で語られている)。その際にキャラクター原案を『天使のしっぽ』で絵師として参加していたあさぎ桜が担当することになり、"女性向け"に大幅にデザインが変更され、一部のキャラで別人に近い顔立ちになったものもあった。展開が進むにつれて新キャラも増えて行った。よくBL作品と思われがちだが、製作側はあくまで一般作と主張している。ドラマCDを主軸にテレビアニメやOVAなども多数制作され、イベントも多数開催されている。現在では原型となった『天使のしっぽ』より長期の展開となり、ワンダーファームの主力作品となった。余談だが、『天使のしっぽ』DVD版に収録の『毒・天使のしっぽ』(原案・作画:みずたにまみこ)と同じ二次創作的なノリで、『ポイズン・ビースト』と呼ばれるパロディアニメがテレビ版の劇中で何度か流れ、公式のファンクラブ会報やムック本などで、4コマ漫画形態で小さく展開をしている(公式コンテンツにもかかわらず、なぜか本編よりもBL色が強い)。遥かいにしえ、天界には神と神に従う天使たちがいた。大神ゼウスは特に優れた能力を持ったユダ・ルカ・ゴウ・シン・レイ・ガイの六名の天使たちにそれぞれ六体の聖獣(鳳凰・麒麟・青龍・朱雀・玄武・白虎)の二つ名を与え、地上の動物たちを統べる者として彼らを「六聖獣」に任命した。しかし度重なる大神の傲慢で非情な命令に六聖獣は疑念を抱き始め、やがて彼らは天界に反乱を起こす事となった。激しい戦いの末ユダとルカは神に敗れて地獄界へ落とされ、ゴウ達四名の天使も大神の側に仕えし女神と天使ミカエルによって石に変えられ地上(人間界)へ封印されてしまう。時は流れて数百年後、天界の平穏に飽いたゼウスは女神ヘラに一時の支配を任せ永の眠りに入る。地獄界の王となっていたユダとルカは弱まった封印を破り地上へ向かい、時を同じくして地上に封印されていたゴウ達四聖獣も天使サキに封印を解かれ復活する。各人物にはそれぞれイメージカラーがつけられている(一部を除く)。四聖獣のモチーフに関しては四神を参照。テレビアニメ『聖獣降臨編』に登場。太字は、この作品では消えている設定。2003年5月から6月にかけてオンエア。全6話。時系列は「光陰叙事詩天使譚」の未来である。現代の世界で生活していた四聖獣とキラ・マヤ兄弟が守護天使達の関わる事件に巻き込まれる。2007年4月から6月にかけて、独立UHF局などでオンエア。全13話。時系列は「聖獣降臨編」の過去。六聖獣がゼウスに反乱を起こす以前の出来事であり、「セイントビーストOthers」に登場する堕天使ガブリエルが第六章・第十章に登場している。フロンティアワークス・ランティスより発売中。『セイント・ビースト〜幾千の昼と夜 編〜』のタイトルで発売された。2007年にマーベラスインタラクティブより『セイント・ビースト 〜螺旋の章〜』というタイトルで発売されたPS2用アドベンチャーゲーム。主人公・女神など一部を除きフルボイス仕様。初回限定版はパッケージのイラストが異なり、ドラマCDが1枚付属する。舞台や大まかなストーリー、六聖獣の人間関係といった設定は、アニメ『聖獣降臨編』に準ずるが、オリジナル要素として「妖魔」の存在がある。シナリオは5章編成で、主要部分は男女共通。通ってきたルートは、場面ごと・イベントごとに既読率が設定された、男女共有のフローチャートで確認できる。共通部分の選択肢と、合間に挟まるフリーパートと呼ばれる自由行動時のイベントの選択肢によって各キャラクターの好感度が上下し、それに応じて第5章突入時のイベントとエンディングが変化する。また、行動次第では四聖獣や放浪天使と別れてユダやルカ、シヴァへ分岐するルートがある。この場合は、妖魔の異空間へ引きずり込まれる直前にユダらの力で助けられる。彼らについていけば、ユダの力で異空間へ乱入し、四聖獣らを救うことができる。主人公の性別によって、ゲーム中の言い回しやスチルの細部が異なることもあるが、エンディングの内容は男女共通で、ノーマルエンドの他に六聖獣とシヴァ、キラ、マヤ(男性主人公のみパンドラのものも)のGOODエンドが存在し、一方BADエンドは四聖獣側バージョンと堕天使側バージョンの2種類存在する。システムボイスは登場する天使10人分が収録されており、設定画面でキャラクターを固定するかランダムにするか設定できる。その他、起動直後の企業名を告げる音声やタイトル画面での音声も複数のキャラクターの音声が収録されていて、起動時にランダムで再生される。フロンティアワークスよりフィリア文庫として発売中。著:有栖川ケイ / 表紙・挿絵:あさぎ桜ワンダーファーム発行の公式ムック本。FC会員に送付されたセイント・ビースト情報誌。第5期まで会員募集をし、第20号まで継続。太字はDVDが発売されているものを示す。
出典:wikipedia
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