RQ-7 シャドー200(shadow, 英語で影、幻影、尾行者などの意)は、アメリカ陸軍とアメリカ海兵隊で採用されているAAI社製の無人航空機(UAV)である。1991年に初飛行しており、RQ-6 アウトライダーの開発中止後も同じ用途のUAVを探していたアメリカ陸軍によって1999年に採用された。シャドーシステムはUAV4機、地上誘導ステーション(GCS)2機、発進用トレーラーおよび支援用の車両と人員で構成されている。エンジンはガソリンエンジン単発。離陸は専用のカタパルトから射出する形で行われ、着陸には滑走路と空母艦載機のようなアレスティングギアを使用する。ジンバル搭載・デジタル安定・液体窒素冷却式の電子光学/赤外線(EO/IR)カメラを搭載しており、それにより撮影した映像をCバンドLOSデータリンク経由で地上誘導ステーション(GCS)にリアルタイムで送信できる。派生型として、翼幅の延長やアビオニクスの改良などが行われたRQ-7Bや、機体が大型化されたシャドー600などがある。将来的にはSIGINT用の機材を搭載することが予定されている他、武装化の構想もあり、ジェネラル・ダイナミクス製の81mm誘導迫撃砲弾や、ロッキード・マーティン製のシャドーホークレーザー誘導軽量滑空爆弾の投下実験を行っている。操縦および整備を担当する兵士や民間人は、アリゾナ州フォートフュチュカのアメリカ陸軍無人航空機システム訓練大隊で教育されている。2010年に放送されたNHKスペシャル「貧者の兵器とロボット兵器」で墜落したRQ-7を現地武装勢力が集団で痛めつけるように破壊する様子が紹介されたが、これは無人機が武装勢力の憎悪の対象になっている事実と、有人機であった場合は乗員が虐待や殺害される可能性が高く、このような任務での無人機の有用性を示しているとも言える。
出典:wikipedia
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