ミツカドコオロギ(三角蟋蟀、"Loxoblemmus doenitzi")は、バッタ目(直翅目)コオロギ科の昆虫の一種。日本(本州、四国、九州)、中国。体長15-20mm。他の多くのオカメコオロギ属と同様、オス成虫の頭部顔面は扁平で、かつ前傾し、さらにその輪廓の左右、上方、口器の四方が突出し十文字を形成している。また背面からみると、左右前方の三方に角(かど)が出ているようにみえる。本種の標準和名はこれに由来する。農耕地や空地、草地などに生息する。出現期は8-10月。「キッキッキッキ」と歯切れのよい声で鳴く。昼間、草の根際に潜み、夜になると出歩いて餌を探す。雑食性で、植物の実や葉、小動物の死骸などを食べる。コオロギの中では比較的乾燥した環境を好み、草原での個体数が最も多い種である。また、オスは闘争心がかなり強く、同種のオスはもとより、自分より大きなエンマコオロギなどにも果敢に挑む。メスの気配を感じたオスは誘い鳴きでメスを誘う。オスの誘いに応じたメスはそのままオスの背に乗り、交尾が行われる。オスからメスに精球が渡されると、交尾は終了する。受精卵が成熟するとメスは土中に産卵し、卵は翌年の5-6月に孵化する。孵化したばかりの幼虫は頭部が黄色く、触角が白い。一見目立ちそうだが地面にいると溶け込んでしまう。
出典:wikipedia
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