『かたわ少女』(かたわしょうじょ、Katawa Shoujo)とは、Four Leaf Studiosによって開発された同人ゲーム、ビジュアルノベルである。キャラクターとして身体障害者が多数登場する点や多言語への対応が特徴。「ふたば☆ちゃんねる」の英語版となることを意図したウェブサイト、「4chan」において本庄雷太(RAITA)が主宰する日本の同人サークル「絶対少女」の同人誌『Schuppen Harnische』のイラストページが投稿された。本庄雷太本人が「こんなエロゲーがあったらいいな」という主旨を述べたそのイラストを巡ってゲーム化案のネタが掲示板内で持ち上がり、一定の盛り上がりを見せた。このネタはプロジェクトとして進行が進み、その中で特にアクティブだったメンバーが「Four Leaf Studios」なるワークグループを2007年夏に結成した。このプロジェクトの目標成果物が本作品である。2012年1月4日、完成版がリリースされた。ゲームのエンジンとしては、MITライセンスのRen'Pyを使用している。Act.1のみをプレイ可能な体験版と、全てのシナリオが収録された完全版がリリースされているが、ローカライズは基本的に有志のボランティアの手で行われている為、体験版の9ヶ国語と比較して完全版は対応言語が少なくなっている。2012年1月4日の完成版Ver1.0リリース以降、完成版は英語版を中心とする外国語版のみの状況が続いていたが、2015年4月1日に日本語版の完全版がリリースされた。なお、日本語版は性描写のCGが日本の表現規制に適合する形に修正が行われているとの事である。日本のどこかにあるとの設定の「山久(やまく)高校」が舞台。主人公の中井久夫はこれまで平凡な日常を送ってきたが、先天性の心臓疾患が発覚し長期間入院。その後、この高校に転校し他の登場人物である生徒たちと学校生活を送ることになる。なお、主要登場人物はほとんど身体障害者である。なお、山久高校は理学療法を主体とする24時間医療体制で障害児たちをサポートしながら、高校卒業相当の基礎学力を身につけさせ、大学進学や社会進出に導く事を目的とする特別支援学校という位置づけとなっている。公式サイトの登場人物紹介で紹介されている者は、下記の11名である。Act.1で久夫が自己紹介をする際にクラスの俯瞰CG内に登場する生徒たち。彼ら一人一人にも設定と名前が存在するとのことであるが、正確な日本語表記は現在の処不明である。まれに開発ブログで開発経過を示すイラストにこれらの生徒がスタッフ役として起用される場合もあり、ファンアートでは彼らが登場キャラクターに起用される例もしばしば見られる。開発終了段階での主要スタッフは21人とされている。開発スタッフはほぼ非日本人であるが、スタッフは日本で血液型が性格に反映されるとの説が一定の支持を得ていることを鑑みて日本の血液型性格分類の類をキャラクター設定にフィードバックしているのだという。また、スタッフのほとんどが非日本人であるために、キャラクターの姓名や地名に関しては、有名アニメーションのオマージュや日本の命名規則ではあまり見られない当て字を含むものとなっている。シナリオは、最初のドラフト段階で470000語に達し、最終的には英語版ベースでAct.1のみで96000ワード、完成版は約500000ワードとなったという。開発チームによると、この数字は指輪物語小説版とほぼ匹敵するワード量としている。さらに、「かたわ」との語句が特に日本で大きなセンセーションを呼んだことについて「悪意をもってこの命名をしたわけではない。不快感を持たれたとしたらお詫びする」と表明している。ただし、この表記は原案である本庄雷太のイラストの時点ですでに使われている。プロジェクトの参加者はライター・イラストレーター共に流動的であり、各キャラクターの立ち絵についても担当者の在籍状況によっていくつかの変化が見られる。現時点では完成版のほかに、ストーリー前半部分のAct.1が体験版としてリリースされている。体験版のバージョンは1から5まであり、各バージョン間の違いは主に言語の追加であるが、キャラクター立ち絵の全面変更などの大きな改正も経過している。完成版については、Ver1.0以降の更新は、原則として新言語への対応と既存テキストの僅かな修正を除いては、殆ど差異はない物とされている。なお、公式サイトに表立ったリンクは貼られていないが、過去のバージョンは全て公式サイトのドメイン上からダウンロードが可能である。
出典:wikipedia
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