ベルン-レッチュベルク-シンプロン鉄道BDZe2/6 711形電車(ベルン-レッチュベルク-シンプロンてつどうBZDe2/6 711がたでんしゃ)は、現在ではスイスの最大の私鉄であるBLS AGとなっているベルン-レッチュベルク-シンプロン鉄道およびその各系列会社で使用された旅客荷物郵便合造電車である。アルプス越えルートの一つであるレッチュベルクルートを擁するベルン-レッチュベルク-シンプロン鉄道(Bern-Lötschberg-Simplon-Bahn(BLS))は本線であるレッチュベルクルートのほかに首都ベルンやシュピーツを中心に系列会社による路線網を持っており、ここでの区間列車用に電車による短編成列車にCe2/4形を導入して運用していたが、この成績が良かったため、より長距離のローカル列車についても電車を導入することとなり、製造されたのがベルン-レッチュベルク-シンプロン鉄道およびベルン-ノイエンブルク鉄道用に3編成が製造された2、3等客室と荷物室、郵便室を持つBCFZe4/6形及び姉妹機種であり、輸送量の少ないベルン-シュヴァルツェンブルク線用に2等室がなく全長が短いCFZe2/6形として製造された本形式である。本形式はCe2/4形を大形化した2車体3台車の軽量構造の連接式電車で、電気部品をSAASが、車体および機械部分、動台車をSIG、従台車をSLMが担当して製造されており、1938年にベルン-シュヴァルツェンブルク鉄道に681号機1編成が配備された。その後ベルン-シュヴァルツェンブルク鉄道がギュルベタル鉄道と合併してギュルベタル-ベルン-シュヴァルツェンブルク鉄道となったことの伴って1945年にCFZe2/6 751号機に改番され、1956年の称号改正によりBFZe2/6形に形式変更、1960年には711号機に改番、さらに1962年の称号改正によりBDZe2/6形となって使用されている。動輪に伝達される方式で、最高速度は80km/hとなっている。
出典:wikipedia
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