SUPERBIRD(スーパーバード)とは、スカパーJSAT株式会社が保有する通信衛星のうち、旧・宇宙通信株式会社が手がけた衛星シリーズである。2015年2月現在、「SUPERBIRD-3」・「SUPERBIRD B2」・「SUPERBIRD C2」・ 「SUPERBIRD D」の4機が稼動中である。全ての衛星は静止軌道に打上げられた。主にサービスされる電波帯はKa、Kuバンドである。衛星には株式会社MCCが所有するXバンド中継機が搭載され、「SUPERBIRD B2」・「SUPERBIRD D」・「SUPERBIRD C2」・の3機が防衛省・自衛隊に対し、艦船、航空機、地上移動体等と基地間又は移動体間同士でのデジタル衛星通信の衛星通信サービスを提供をしている。このうちB2とDの後継機となる2機についてもスカパーJSATがPFIで受託し、2016年度に後継衛星「SUPERBIRD-8」と他1機(日本政府呼称は「Xバンド防衛通信衛星1号機」と「Xバンド防衛通信衛星2号機」)が打ち上げられる予定である。衛星のカバーエリアは日本・北東アジア・東南アジアとし、可動ビームを使用してオセアニア地域やハワイ・ミクロネシア等の太平洋諸島地域とも通信が可能である。2008年8月15日(JST)にギアナ宇宙センターよりアリアンロケットに搭載し打ち上げられたSUPERBIRD-7の発注では、宇宙通信が2005年当時傘下に入っていた三菱グループの三菱電機が国際競争入札を勝ち抜き、システムを担当することになった(それまで三菱電機においては通信系サブシステムのみを担当し、その経験が初の日本製プライム受注商用衛星OPTUS-C1や国土交通省保有の運輸多目的衛星MTSAT-2=愛称・ひまわり7号の開発に生かされてきていた)。静止軌道への投入や機能試験等を経て、同年10月17日にスカパーJSATへ引き渡され、日本企業が保有する初の国産民間商用衛星SUPERBIRD C2となった。
出典:wikipedia
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