ゼメン（ブルガリア語: / "Zemen"）はブルガリア西部の村、およびそれを中心とした基礎自治体。ペルニク州に属する。ストルマ川（）沿いに位置している。ゼメンの古い名前はベロヴォ（ / "Belovo"）であったが、1925年にゼメン改称された。新しい名前ははじめは付近の鉄道駅の名称に過ぎなかったが、後に村全体の呼称となった。この新しい名前は、郊外のストルマ渓谷にある中世の城・ゼムルングラト（ / "Zemlangrad"）にちなんでいる。要塞は11世紀の「イサイア物語」に「」として記述されたのが最古であり、また15世紀のセルビアの年代記に「」として記載されている。この名前は土地を意味する語に由来しており、地元の人々によれば、岩山に覆われたこの地域で唯一の耕作可能な土地であったことによるといわれている。1974年に町となった。ゼメンは中世のゼメン修道院で知られている。人口のほとんどはブルガリア正教会に属する正教徒である。南極大陸、サウス・シェトランド諸島のリヴィングストンにあるゼメン丘（）はゼメンにちなんで命名された。ゼメン基礎自治体（）にはその中心であるゼメンをはじめとする、以下の町村（集落）が存在している。

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