『キッチン』は、吉本ばななの短編小説、およびそれを表題作とする短編集。1989年と1997年にそれぞれ映画化されている。短編集『キッチン』は1988年1月30日、福武書店から刊行された。1991年10月、福武文庫として文庫化。1998年6月、角川文庫として文庫化。2002年7月、新潮文庫として文庫化。2013年10月26日、電子書籍版が幻冬舎より発売された。収録作品は以下のとおり。上記卒業制作の副論文「MAKING OF "MOONLIGHT SHADOW"」によれば、「ムーンライト・シャドウ」はマイク・オールドフィールドが1983年に発表した同名のシングル曲が原型となっているという。短編集『キッチン』は1988年年間ベストセラーの総合17位と、1989年年間ベストセラーの総合2位を記録した。両親と祖父を早くに亡くし、祖母と暮らしてきた大学生・桜井みかげだが、その祖母さえも亡くしてしまい、天涯孤独の身となる。ある時、同じ大学の学生で、祖母の行きつけの花屋でアルバイトしている田辺雄一に声をかけられ、雄一宅に居候することとなる。雄一はオカマバーを経営する母・えり子(実は父・雄司)と2人暮らしである。みかげは田辺家のキッチンで眠るようになり、風変わりなえり子・雄一親子とも少しずつ打ち解けていく。かつてのボーイフレンドとの再会などを経て、日を追うごとに祖母の死を受け入れ、みかげの心は再生していく。みかげは休学していた大学をきっぱりやめ、世話になった田辺家からも独立して、有名な料理研究家のアシスタントとして働いていた。そのみかげのもとに雄一から、えり子が店の客に殺害されたと連絡が入る。急いで田辺家に駆けつけたみかげは、そのまま雄一と同居生活に入る。しかし雄一に一方的に思いを寄せている大学生・奥野がみかげが働くキッチンスタジオに押しかけてくるなど、家族でも恋人でもない2人の同居は周囲に理解されることはない。えり子の死から立ち直れずにいる雄一は姿をくらます。伊豆へ出張していたみかげは、深夜にタクシーを走らせ、まったくの勘で雄一の居場所を突き止め、出来たてのカツ丼を届けようとする。森田芳光監督により映画化され、1989年10月29日に公開された。両親と祖父母を失い天涯孤独になった少女・みかげと、知人の雄一、雄一の母(実は父)・絵理子との交流、心の再生を描く。『kitchen キッチン』(原題「/Aggie et Louie」)というタイトルで日本・香港合同で映画化された。監督はイム・ホー、主演は富田靖子。
出典:wikipedia
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