逆ガウス分布（ぎゃく-ぶんぷ）は、連続型の確率分布である。ワルド分布とも呼ばれる。formula_1 の範囲の値を取る実数の確率変数 formula_2 が逆ガウス分布にしたがうとき、その分布関数は以下である。ここでであり、formula_5 がパラメータである。このときの確率密度関数は以下である。期待値は formula_7、分散は formula_8 である。formula_9 で正規分布に近づく。特に平均 0、分散 1 の標準逆ガウス分布 formula_10 は標準正規分布 formula_11 に近づく。逆ガウス分布のキュムラント母関数 (モーメント母関数の対数) が正規分布のキュムラント母関数の逆関数になっているため、この名がある。

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