1986年イギリスグランプリは、1986年F1世界選手権の第9戦として、1986年7月13日にブランズハッチで開催された。2008年シーズン終了現在、最後にブランズハッチで開催されたF1レースである。決勝スタート直後にパドックベンド(第1コーナー)で多重クラッシュが発生した。これに巻き込まれコース内側のガードレールにTボーンクラッシュしたジャック・ラフィットは両足を複雑骨折する重傷を負い、このレースを最後にF1を引退した。このレースはラフィットにとって176戦目の決勝スタートであり、当時グラハム・ヒルが保持していたF1最多出走記録に並んだレースだった。このクラッシュによりレースは中断し、再スタートが行われた。1周も終えないうちの事故だったため、完全に新しいレースとして再スタートの手順が行われた。自国グランプリのナイジェル・マンセルは最初のスタート時にドライブシャフトを壊していたが、この決定により再スタートに出走することができた。再スタート後はネルソン・ピケがリードしマンセルが追走する形でレースが展開した。マンセルは23周目にピケがミスを犯したところを捉えてトップに浮上した。タイヤ交換を済ませてもマンセルはピケの前を抑え、そのままゴールまで走り切った。マンセルはキャリア初優勝を果たした前年ヨーロッパGPに続く、ブランズハッチでの2連勝を果たした。
出典:wikipedia
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