東京ラーメン(とうきょうラーメン)は、「醤油ラーメン」の代表であり、日本のラーメンの原型となっている。多くの場合、和風だし、醤油タレ、中細縮れ中華麺が使用される。ご当地グルメブームなどの流行に乗らず昔から続いている伝統的なラーメンで、各地で食べられている。東京ラーメンは、「中華そば」・「支那そば」・「醤油ラーメン」と呼ばれる事があり、単に「ラーメン」と言う場合にこの東京ラーメンを指す場合もある。東京には星の数ほどのラーメン店があり、提供されるラーメンの味も多岐にわたるが、本項目はいわゆる昔ながらの「東京ラーメン」を主に記述する。1910年(明治43年)当時流行の発信基地で繁華街であった浅草の「来々軒」が草分けだとされる事が多い。また、現在のラーメンの基本を作り上げ、醤油ラーメンの発祥となり、チャーシュー(叉焼)とメンマ(支那竹)を初めて載せたともされている。繊細な味を守り続ける店も多く、新規店でもこの東京ラーメンを追い求める店もある。ご当地ラーメンブームの中で強い脂や辛さを押し出す新種のラーメンとは対をなし、ブームを追いかけることなくラーメンの定番として昔からその人気は不変である。現在まで続くオーソドックスなラーメンであり、違いはあるものの多くの場合は次のようなスタイルである。鶏がらをメインに野菜や豚骨(煮干しなども使用する店もある)を加えて沸騰させずに煮出した澄んだスープに、合わせるタレは醤油の和風タレで、表面にうっすらと脂が浮く。麺は20~40番の中細で、スープが絡みやすい縮れ麺を使用する。チャーシュー、メンマ(シナチク)、薬味はネギ、色気はなると、青みはほうれん草を入れる。半熟卵や海苔を添える店もある。異論もあるが、同種のラーメンとして、「八王子ラーメン」(ネギの代わりにタマネギを使用する)、「背脂チャッチャ系」(スープ表面に背脂を浮かせる)、「荻窪ラーメン」(荻窪駅周辺の蕎麦屋グループがメインで、スープの煮干しが強い)、「恵比寿ラーメン」(恵比寿駅周辺を中心とし、支那蕎麦や支那竹蕎麦が多い)などが挙げられることがある。ラーメン専門店、昔ながらのいわゆる中華料理店、インスタントラーメン(カップ麺、袋麺)、生麺(スーパーマーケットなど)、冷凍生麺で販売されている。東京のラーメン店数は日本一となっているが、東京発祥の代表的なラーメンとしては、「つけ麺」-中野、「油そば」-武蔵野、「東京トンコツ醤油」-武蔵野、「ラーメン二郎」- 港区三田、など多数ある。
出典:wikipedia
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