ペチャ型フリゲート(-かたふりげーと "Petya" class Frigate)は、ソヴィエト/ロシア海軍の警備艦である。ペチャ型はNATOコードネームであり、ソ連海軍の計画名は159型警備艦(')である。また、当初はその役割から対潜艦(')に分類されていた。ペチャ型フリゲートは前級のリガ型フリゲートから大幅に艦容と機関が変わり54隻が竣工し、90年代殆どが退役したが現在も同盟諸国の8隻が稼動中である。1950年代に就役した前級が第二次世界大戦型の技術の延長線上にあったのに対し、本級では最新式の対潜兵器やソナーを装備し、機関もガスタービンとディーゼル機関が併用された。また、砲熕兵器も強化されているが、あくまで対潜任務を重視した設計となっている。デザインは鋭い艦首から 76.2mm連装砲1基、箱型艦橋の左右前端に1基ずつ対潜ロケット砲、マストと煙突、魚雷発射管が中央線上に1基、その後に76.2mm連装砲1基、艦尾の左右両端に1基ずつ対潜ロケット砲が原型であるが、其の後の改装で大きく3ないし4タイプに分類される。次級のミルカ型フリゲートではエンジンの改良により航続距離が倍以上に増大し、18隻が就役し煙路とマストの位置が変更となった。リガ型とペチャ型の関係は海上自衛隊の護衛艦ではあやなみ型護衛艦(1958年~90年; 1700t)と、次代のやまぐも型護衛艦(1966年~2005年; 2050t)のそれに相当するが、半分位の船体に同程度の兵装を装備している代りに、あくまで近海の対潜掃討に対応したソナーの測定能力や活動期間(10日)が設定されており、外洋での航行能力は限られている。ミルカ型ののち、ソ連海軍における警備艦は大型化の道をたどり、輸出用のコニ型フリゲートを経て、3000tクラスのクリヴァク型フリゲートに発展した。本型が担っていた近海での警備任務は、対潜戦に特化した"小型対潜艦"であるグリシャ型コルベットと、対水上戦に特化した"小型ミサイル艦"であるナヌチュカ型コルベットに引き継がれた。
出典:wikipedia
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