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周遊きっぷ

周遊きっぷ(しゅうゆうきっぷ)とは、JRグループがかつて発売していた特別企画乗車券である。当項目では、周遊きっぷの前身にあたる周遊券についても記述する。国鉄時代からの周遊券を制度変更する形で1998年4月1日から発売を開始した。きっぷは「ゾーン券」・「ゆき券」(出発駅からゾーンまで)と「かえり券」(ゾーンから出発駅まで。ゆき券、かえり券の2枚を指して「アプローチ券」とも総称する)の3枚から構成される(このほかに注意事項などが書かれた「ご案内」が数枚付属する)。ゾーン内のJR線では特急・急行列車、普通列車の普通車自由席に乗車できる。一組の周遊きっぷには1つのゾーンのみ指定できる。ゾーン券のみを単独で購入することはできない。発売金額は、ゾーン券・ゆき券・かえり券の合計となる。ゾーン券の額はゾーン毎に決められている(周遊ゾーンの一覧を参照)。ゆき券・かえり券の額は各区間・経路の所定運賃の20%引(学割は30%引)である。ただし、東海道新幹線を利用し、片道の営業キロが201km以上600km以下となる場合は、所定運賃の5%引(学割は20%引)となる。一般的に、特別企画乗車券は券面に「(企)」(マル企)と印字されているが、周遊きっぷに限り、周遊券時代の制度の名残として「(遊)」(マル遊)と印字される。当初67ヶ所設定されたゾーンは年々統合や減少を続け、2002年度には約13万枚だった売り上げが2011年度には約4万8000枚に落ち込んだことなどから、2013年3月31日からゾーン券が利用開始になるものをもって発売を終了し、全廃された。ゆき券の利用開始日の1か月前から「みどりの窓口」および旅行会社で発売される。ただし、ゾーン券に購入する駅および旅行会社が含まれる場合は購入できない。例えば、東京都内の駅の「みどりの窓口」・旅行会社の窓口では「東京ゾーン」のゾーン券を含む周遊きっぷを購入できない。購入に際しては、出発駅(=帰着駅)、ゆき券・かえり券の経路および出入口駅(または航空便)を指定する。JRでは窓口で配布される専用の申込用紙に記入する。アプローチ券とは、乗車駅から、周遊ゾーンの入口(出口)駅との間を往復する切符「ゆき券」「かえり券」の総称である。ゆき券・かえり券の区間で特急・急行列車、指定席・グリーン車・寝台車などを利用する場合は、別に特急券・急行券、指定券・グリーン券・寝台券などを購入する必要がある。なお、これらはゆき券・かえり券とは別の扱いであるため、条件さえ満たせば特急券や急行券の乗継割引・エクスプレス予約などの割引制度も適用される。ゆき券・かえり券の区間・経路は、通常の片道乗車券の要件の他、複数の条件を満たす必要がある。通常の片道乗車券の要件とは、具体的には次のようなものである。また、ゾーンが北海道・四国・九州であれば、片道のみ指定された空港に発着する空路を利用することができる(航空券でゆき券もしくはかえり券を置き換える形になる)。この場合、航空券を同時に購入するか、予め購入した航空券(引換証)を提示する必要がある。航空券(航空運賃)の種類に制限はない。なお、出発・帰着する駅と空港が異なる地域にあってもよいが、空港への交通にJR線を利用する場合でもその区間をゆき券・かえり券の経路として組み込むことはできない。ゾーンに対して指定された空港とゾーン内の間の交通についても同様。その他、以下のような周遊きっぷのゆき券・かえり券に特有の制限がある。ゆき券・かえり券の運賃は、次のように計算する。ゾーン券はそのエリアと発売額が決められており、ゾーンに指定された区間内では特急・急行・快速・普通列車の普通車自由席に乗車できる。ゾーンによっては私鉄やバスが含まれているものもあり、その区間内も乗降自由となる。ただしゾーン内に含まれる区間でも高速バスは除外されるなど条件付きの場合がある。ただし、特急・急行列車の指定席やグリーン車、寝台車に乗車する場合は乗車券としての効力のみとなり、それぞれ指定席料金やグリーン料金、寝台料金だけでなく、特急・急行料金も必要となる。ゆき券またはかえり券とゾーン件を併用し、ゾーン外からゾーン内へ(ゾーン内からゾーン外へ)直通する特急・急行列車で自由席を利用する場合は入口駅からの(出口駅までの)特急・急行料金が必要となる。また、快速・普通列車のグリーン車(指定席、自由席)、普通車指定席を利用する場合は、それぞれグリーン料金、指定席料金が必要となる。また、俗に“ヒルネ”と呼ばれる寝台特急の座席利用についても、別途「立席特急券」を購入しなければならない(立席特急券の料金は、自由席特急券と同額であるが、立席特急券は指定券の一種であるため)。2012年3月31日まで設定されていたゾーンには新幹線区間(自由席利用)が含まれているものも存在した。有効期間はゆき券・ゾーン券・かえり券でそれぞれ別々に指定される。ゆき券・かえり券については、片道乗車券の有効日数と同様に、ゆき券・かえり券の有効日数=乗車するJR線の営業キロ÷200+1(小数点以下切り上げ)として計算される。ゾーン券の有効期間は、一律5日間である。ゾーン券の有効開始日はゆき券の有効期間内でなければならず(最低1日は有効期間を重ねなければならない)、かえり券の有効開始日はゾーン券の有効期間内でなければならない(同様)。そのため、周遊きっぷ全体での最長の有効日数は、「ゆき券の有効日数+ゾーン券の有効日数+かえり券の有効日数-2」(日)となる。空路を利用する場合も同様で、ゆきに航空機を利用する場合、ゾーン券の有効開始日は航空機の搭乗日と同日となり、かえりに航空機を利用する場合、航空機の搭乗日はゾーン券の有効期間内でなければならない。実際にはゾーン券の有効開始日はゾーン券の使用開始日となるため、入口駅から先へ進んだ時点でゆき券の残余日数は無効となる。同様に、仮にゾーン券の有効期間が残っていても、かえり券はゾーンを出る日から有効にしなければならない。ゾーン券の有効開始日は購入時に予め指定しなければならず、それより遅く使い始めるのは構わないが、その場合でも購入時に決まった有効期間の終了日は変化しない。特に、夜行列車などで日付の変わる直前にゾーンに入ったり、朝早くゾーンを出るときなどは、ゾーン券の有効日数のうちの1日をわずか数時間や数分で消費してしまうことがある。もしも日付が変わる直前に入口駅を通過したり、ゾーン内に入った直後に所用などでゾーン券を使わずに数日過ごす場合などは、入口駅から最低限必要な区間の乗車券を別途購入してゾーン券の使用開始日を遅らせるなどといった工夫が有効となることもある。これに関連して、ゆき券の有効期間内であれば、ゆき券を使用した後でもゆき券を持っているという前提で、あらかじめ設定したゾーン券とかえり券の使用開始日をそれぞれ前倒しするように変更することも可能である。周遊ゾーンは当初67種類設定されていたが、利用者の少なさを理由に2002年に30のゾーンが廃止され、以後いくつかの新設・廃止を経て、2012年4月時点で13の周遊ゾーンがあった。以下に周遊ゾーンの一覧を挙げる。< >内はゾーン券のおとなの価格。こどもは半額(5円の端数を切り捨てるか切り上げるかはゾーンによって異なる)。以下の周遊ゾーンは2013年3月31日をもって発売廃止となった。周遊券の歴史は古く、大正時代初期には鉄道院により割引遊覧切符が発売されていた。鹿島、香取遊覧客のために7月10日から9月10日の夏期限定で、両国橋 - 銚子 - 鹿島 - 香取 - 佐原 - 上野間をどちらまわりでも良く10日間有効で3等1円85銭、両国橋または上野 - 佐原 - 香取 - 鹿島の往復が5日間有効で3等1円65銭という切符が1914年(大正3年)には発売されていた(篠塚猶水『佐原案内』1914年より)。大正時代末期の1925年10月には「遊覧券」と呼ばれる周遊券が発売された。これは観光に必要な鉄道・バス・船舶の乗車に必要な乗車船券、食事・宿泊のための券が綴られたクーポンとなっており、鉄道省が制度を制定したが、これを作成するために数々の手間を要するため、企画・販売は日本交通公社(現在のJTB)に委託されていた。これにより、観光に赴く旅客は事前の手配が遊覧券の手配だけで済むようになった。以降、1933年には北海道・九州内が乗り降り自由な遊覧券が設定され、1934年からは、一定の条件を満たせば、旅客が自由に遊覧券を作成できるようになった。1939年には名称を「観光券」と改めた。しかし、戦時色が強くなると観光旅行自粛によるあおりを受け、1942年に一旦廃止された。戦後、輸送事情がようやく落ち着きを見せてきた1955年に、遊覧券と類似した「周遊割引乗車券」(周遊券)を制定した。数々の改定を経て、1972年以降、JR発足後もしばらくの間、以下の種類の周遊券が設定されていた。また、周遊券に関する規定として「周遊割引乗車券発売規則」を定め、1983年に特別企画乗車券制度が制定されても、周遊券は別の取り扱いとした。周遊券には、特別企画乗車券と同じように、券の左上に丸で囲った「遊」のマークがある。なお周遊指定地は国鉄が決めていたため、観光地が周遊指定地に指定されると、「国(実際には国直営ではなく公共企業体日本国有鉄道である)から観光地としてお墨付きをもらった」という一種のステータスがつくため、「ぜひ我が街の名所を周遊指定地に」といった陳情が国鉄に行われたケースも多い。また駅名標と並べられた名所案内にも、「国鉄周遊指定地」の表記がされていることも多かった。これはJR化後も引き継がれ、「JR周遊指定地」と記されていた。こうした経緯もあり、周遊券の廃止により「周遊指定地」の意味がなくなっても、すぐに時刻表地図から元の周遊指定地を消すわけにはいかず、「周遊おすすめ地」というやや苦しい表記に変更された。『JR時刻表』や『JTB時刻表』といった大形時刻表では現在も掲載が続いているが、サイズの小さいものでは『コンパス時刻表』などすでに掲載を取りやめたものもある。

出典:wikipedia

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