コレットは、福岡県北九州市小倉北区の百貨店である。地元百貨店・井筒屋の子会社である「株式会社コレット井筒屋」が運営しており、単独で日本百貨店協会に加盟する。本項では、かつて当地にあった百貨店(小倉そごう・小倉玉屋(移転後)・小倉伊勢丹)についても記述する。コレットが入居するビル(セントシティ北九州)は、1993年(平成5年)に株式会社小倉そごうが運営する小倉そごうとして開業した。オープン時のキャッチフレーズは「咲かせたい、暮らしルネッサンス」。小倉そごうは、JR九州小倉駅前の京町三丁目再開発(小倉駅前東地区第一種市街地再開発事業)の中核テナントとして誘致・設立された。各フロアには地元地権者保有床が虫食い状態で存在しており、地元地権者の店舗が混在していた。黒崎そごうとともに北九州市を代表する百貨店として親しまれたが、2000年(平成12年)、親会社であるそごうの破たんに伴い、黒崎そごうと共に同年12月25日に閉店、会社清算となった。なお、小倉そごう閉店後も、一部の地権者は引き続き店舗を営業しており、家賃・共益費の約30%減を提示してそごうの営業再開を求めていたが、実現しなかった。小倉そごうの営業再開が実現しなかったため、後継テナントの誘致を目的として地元企業の出資により北九州都心開発を2001年(平成13年)に設立した。しかし複雑な権利関係などがネックとなり、後継テナントの誘致が遅れた。その後、2002年(平成14年)3月に、室町一丁目地区第一種市街地再開発事業(リバーウォーク北九州)の施工区域内にあった小倉玉屋が、資金難からリバーウォークへの(再)入居を断念したことで、地元財界の働きかけにより小倉玉屋が地下1階から4階までに仮入居し、営業を継続した。しかし、改装もほとんど行わないまま入居したこともあって客足は伸びず、同年12月25日に小倉玉屋は閉店した。小倉玉屋閉店後、地元財界が中心となって井筒屋との関係が深い伊勢丹を誘致。伊勢丹7割・井筒屋3割の出資比率で新会社「株式会社小倉伊勢丹」を設立し、2004年(平成16年)2月10日に開業した。今日のコレットは、この時を開業日とする。伊勢丹は権利床の一括賃貸を出店の条件としていたが、地元地権者との交渉が難航し、一時は伊勢丹の出店は困難になったと報じられた。その後破産管財人の協力もあり、地権者保有床を北九州都市開発が賃借することでセントシティ北九州ビルの権利一本化を実現し、小倉伊勢丹の出店が実現した。小倉伊勢丹は地下1階の一部と地上1階から6階までに入居し、残るフロアは北九州都心開発が運営する「I'm専門店街」となった。ところが、井筒屋との商圏バッティングや郊外型ショッピングセンターの相次ぐ出店などにより売り上げが伸び悩み、2007年(平成19年)12月25日に伊勢丹は小倉からの撤退を発表。小倉伊勢丹は2008年(平成20年)3月25日付で休業(詳細は後述)という形となり、伊勢丹は北九州進出からわずか4年弱で撤退という結果となった。井筒屋が伊勢丹保有の小倉伊勢丹の株式を備忘価額の1株1円で買い取ったうえで、「小倉伊勢丹」としての営業を2008年3月25日で終了させたが、このときは「閉店」とはせず「休業」とした。そして6日間の「休業」期間中に改装工事を行い、4月1日に社名を「株式会社コレット井筒屋」に改めて、営業再開した。再開にあたっては、商品券等の発行業務と根幹部の企画立案業務を井筒屋本体に集約した。その後、船場町の井筒屋本店と駅前店舗の棲み分けを図るため、2009年に両店舗間でのテナント移動を伴う大規模改装を行い、3月11日、店名を「コレット」に改めた。第1弾としてロフト・無印良品が6階に入居。5月下旬にはZARAが3階にテナントとして入居した。また、井筒屋は店休日を復活させたものの、コレットについては駅前という立地を生かし、元日以外の完全営業を続ける。地下1階・地上14階建て。各フロアには地元地権者の店舗が混在していた。10階にはアクアガーデンが設置されており、12階まで吹き抜けとなっている。10階はUCCフードカフェ、11・12階は「滝の流れるレストラン街」となっていた。14階は展望回転レストランとなっており、陳健一が経営する四川飯店がテナントとして入居していた。小倉伊勢丹(後のコレット)は地下1階の一部と地上1階から6階までに入居し、残るフロアは「I'm専門店街」となった。2009年以降、船場町の本店(小倉井筒屋)との差別化を積極的に進めている。コレットには主に20代から30歳代までを対象とした、比較的低価格なブランドが多く誘致されており、同店舗で以前展開していたブランドのうち、中高年以上を主な対象としたブランドおよび高額商品の一部は船場町本店(小倉井筒屋)に移転、あるいは移転することなくそのまま撤退している。野村證券北九州支店が1階平和通り側に独立店舗として入居する。
出典:wikipedia
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