拓跋 寔君(呉音:たくばち じきくん、漢音:たくはつ しょくくん、拼音:Tuòbá Shíjūn、生没年不詳)は、代王拓跋什翼犍の庶長子。北魏の初代皇帝拓跋珪の伯父。拓跋什翼犍の庶長子として生まれる。性格は愚直で、思いやりがなく仁徳もなかったと伝わる。晩年の拓跋什翼犍は、代国は前秦との戦いで敗戦を重ねており、危うい状態にあった。そんな最中に、拓跋什翼犍の甥の拓跋斤(拓跋孤の子)は、伯父によって要職を奪われた怨みで謀反を企てていた。時に太子の拓跋寔,拓跋翰は早くに亡くなっており、その弟である拓跋閼婆などの誰が世継になるかはまだ決まっていなかった。そこで、拓跋斤は拓跋什翼犍の庶長子である拓跋寔君に「慕容の娘に生まれた子(拓跋閼婆など)が即位すれば、あなたを恐れてあなたを誅殺するでしょう」と唆して、それを信じた拓跋寔君は諸皇子と父王拓跋什翼犍を殺してしまう。これを聞いた前秦の苻堅は「天下の悪である」として、拓跋寔君と拓跋斤を捕らえ、長安にて車裂きの刑に処した。
出典:wikipedia
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