シルエットフォーミュラプロジェクト (Silhouette Formula Project: SFP) は、漫画『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』に登場する、架空の兵器開発計画。当初、サナリィの提唱する「モビルスーツ (MS) の小型化」に積極的でなかったアナハイム・エレクトロニクス社 (AE) は、RGM-109 ヘビーガンなどの小型MSを開発したものの、次期主力機コンペでは競合するサナリィ製のガンダムF90に敗れていた。AEは失地回復を図るべく、宇宙世紀0112年にサナリィからの技術吸収(盗用や非合法な諜報活動なども含む)を目的とした新型MS開発計画「シルエットフォーミュラプロジェクト (SFP) 」を発動させる。3機の試作機の完成過程で技術力がサナリィと同等に達したと判断したAEは、クロスボーン・バンガードと接触する。こうして、当初から存在したこの計画の政治的暗闘の色合いは、ますます深くなることとなる。Gキャノン・マグナ(ジー・キャノン・マグナ)は、漫画『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』に登場する架空の兵器。AEのSFPによって開発されたMS。同社製造のGキャノンの改良型。Gキャノン自体の特許はサナリィが持っている。そのことはガンプラのシルエットガンダム改の説明書の(社外秘『SFP』RXF91マニュアル~SFP主任次官ブルーム・M・キムトッシュのコメントより抜粋)に「A・Eに対して連邦軍から提示された数年後以降の開発計画としては、F90の兵装バリエーションであるF90S簡易生産バージョンのGキャノンのライセンス生産と、自社開発のRGM-109ヘビーガンの暫定量産にとどまり、次期主力MSの開発計画は、事実上、棚上げされた形となった。」と書かれている文章からも読み取れる。シルエットフォーミュラプロジェクトにより非合法に新たに入手したサナリィのデータにより、新型の小型熱核反応炉が搭載されている。テレビアニメ『ガンダムビルドファイターズ』の第21話には本機のガンプラが登場し、『機動戦士ガンダム00』のイナクトのガンプラと戦闘を繰り広げている。ネオガンダムのプラモデルに付属の『モビルスーツハンドブック』に掲載された模型作例機。強化火器支援機タイプである。右肩にセンサー、左肩に大型ビームキャノン、両足に増加ブースター、左腰にガトリング砲、右腰にミサイルランチャー、スナイパースタイルのビームライフルを持つ火力に優れた機体である。その他、Gキャノン パワードウェポンタイプとの共通する箇所が多く、右肩にツインビームキャノン、右腕にガンユニット、左腕に2連電磁レールガンを搭載している事が窺える。目次へ移動するハーディガンは、漫画『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』に登場するSFPによって開発されたMS。当初、本機はRGM-109II ヘビーガン・カスタムの名称が与えられていたが程なくしてRGM-111 ハーディガンと改称された。サナリィのデータから無断で得た新型の小型熱核反応炉を搭載し、ベース機体であるヘビーガンよりジェネレーター出力が大幅に向上している。またF90同様、機体各所にハードポイントが設置されている。設計段階から対MS戦を想定されていた為、総合戦闘能力ではGキャノン・マグナを上回る。ハードポイント増設による拡張性の高さなどから、ヘビーガン以上に多数のバリエーションが考案・製作されているのが大きな特徴である。本機はF70のみならず、F90系列の影響も大きく、本機をベースに各種武装の実験機として20機種以上に及ぶバリエーションが提案され、そのうちの約半数が実際に建造されている。目次へ移動するシルエットガンダムは、漫画『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』に登場するMS。SFPの一応の集大成である。本機はSFPにおいて非合法に入手したサナリィのデータによって開発されたアナハイム版のガンダムF91といえる機体である。アナハイムではガンダムF91の特徴でもあるバイオコンピュータの技術が未完成だったために、本機は代替装備としてパイロットの技術や癖を見込んで機体バランスの変更・調整するタイプの高性能教育型コンピュータを搭載している。また、通常はコンピュータが行う機体バランスのバイアスやベクトル調整を、コクピットのサイドコンソールパネル上にあるMACSS(マニューバ・コントロール・サンプリング(サポート)・システム)の各トリムタブにおいてマニュアルで変更できるという大きな特徴を持っており、能力を単一方向に偏らせた状態での瞬発的な機動性能は過去の歴代ガンダムを含む既存のあらゆるMSを上回るとされているが、その場合は機体及びパイロットに大きな負担がかかる。この状態をサポートエンジニアのアイリス・オーランドは「機動性能が不安定なほど機敏になる」と述べている。既存の機体からの素材の流用も多かったため機体軽量化の面ではF91に及ばないものの、ジェネレーター出力の点ではこれを上回っており、総合性能はほぼ互角である。またSFPの性格上技術の模倣・開発に重点が置かれ、本機はデータ収集用として開発された技術検証用の実験機体ため、プロペラントの積載量は少なく戦闘可能時間は短い。武装面ではF91同様にヴェスバーとビームシールドを搭載する。ビームシールド発振機の形状はノウハウ不足からビームシールド発生器部が大型になってしまっている。しかし、後に利点が発見されている。
ヴェスバーは新たにサナリィから入手した技術により完成したが、内蔵されていた大規模コンデンサーの十分な解析ができなかったため、本体から分離しての使用は不可能である。また、盗用技術で技術の安定性に不安を持った開発エンジニアがフェイルセイフ用の武装として、本来ならば大容量コンデンサ部にあたるユニットスペースに通常のビームキャノンを併用搭載させている。シルエットガンダムでクロスボーン・バンガードの包囲網を単身突破したトキオ・ランドールが月のAEに帰還した際に、本機は破損箇所の修復を兼ねてシルエットガンダム改に改装された。なお、漫画においてはこのエピソードはなく、そのためシルエットガンダム改も登場していない。本機は戦闘によって大破したシルエットガンダムに徹底的な改修を施した仕様である。胸部インテーク周辺からコクピットハッチに至る箇所の装甲強化、メインジェネレーター出力向上、新型ヴェスバーへの換装により、さらなる高次元の性能を獲得している。本機は試験用のテストヘッドとして建造されたためメンテナンス体制が確立されており、機体に対応したオプションユニットも同時に建造され、また各種アライメントのマニュアル操作を前提に設計されていた。このため、本機の機体そのものは以後のMS開発研究のために様々な機能を導入し、AE内部における小型高性能MSのスタンダードとして活用されたとされている。型式番号に使われている「A」は、「ADVANCED(アドヴァンスド)=次の、新しい」という意味を持っている。総合性能ではネオガンダムに及ばないものの、瞬発的な機動力や運動性能ではネオガンダムを上回る側面を有する。新型ヴェスバーはクランク構造によって本体と接続されAMBAC機能を有している。そしてカウンタースラスターやサブノズル、ランダムスラスターユニットとしての機能を盛り込み、本機の機動性能や運動性能を引き上げている。
なお、この新型ヴェスバーにはネオガンダムのGバードの技術がフィードバックされていると解説され、設定画でもヴェスバー側面に「GBRD(G-B.R.D=G-バード)」というマーキングが確認できるが、それがどのような技術なのかという詳細な関連は不明である。目次へ移動するネオガンダムは、漫画『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』に登場するSFPによって開発されたMS。社内開発コードはAFX(ANAHEIM Formula eXamination)-9000。シルエットガンダムの完成により、SFPは一応の達成をみる。同機は機体性能の面においてサナリィ製の超高性能機F91と同等の能力を獲得していた。しかし、AE社は、サナリィの様なバイオコンピュータの製造能力を有してはおらず、あくまでハードとしてのF91を模倣したものに過ぎなかったた。このため、機体管制及び統合システムに関しては教育型コンピュータを基幹とする従来の手法に依存していた。しかし、AEがサナリィを抑え、次期主力MS開発メーカーの座に返り咲くためには、これをあらゆる点で凌駕する性能を持つMSを開発することが必要であった。ネオガンダムにはSFPで得られたデータを基本に、それまでのアナハイム・ガンダムの全てのコンセプトが導入されている。AEでは、既存のノウハウであっても有効であると判断すれば採用することが往々にしてあり、本機にも運用データ回収、及びパイロットの生還率向上のためにコア・ブロック・システムが採用されている。ドッキング・システムはホリゾンタル・インザ・ボディ形式を採用、バックパックにはビーム・サーベル兼用のビーム・カノンを装備するなど、かつてのガンダム試作1号機を想起させる設計が随所に見られる。機体管制にはF91のバイオ・コンピュータに相当する新技術として、ブッホ・コンツェルンより入手したネオ・サイコミュ・システムを採用している。このデバイスの搭載によって操縦者と機体をソフト・ハード両面で直結させることが可能となり、ネオガンダムはF91をも上回る限界性能を実現した。本機独自の武装であるG-B.R.D(G-バード)は、ジェネレータを内蔵する大出力ビーム砲であり、その威力は、ヴェスバーを上回る。これらの各種能力を充実させたネオガンダムは、次期主力MSの開発ベースたるに相応しいポテンシャルを有し、次期主力MSのベースとして地球連邦軍への納入が内定していたとされる。その後の経緯は不明である。ネオガンダムの専用武装。大型ビーム・ライフルの一種である。バストライナーやメガ・バズーカ・ランチャー、メガライダーなどの機動力を備えたビーム兵器、及びサブフライトシステムの延長上に存在する武装である。さらにヴェスバー開発で得られたビーム可変速機能のノウハウ導入、ジェネレーターを内蔵した上で徹底的に小型化している。出力面ではF91のヴェスバーを大きく凌駕しており、必要な電力は全て内蔵ジェネレーターによって賄われる。またG-B.R.D自体が機動用のスラスターを搭載しており、本体のサブ・ユニットとしての機能を備えている。このためネオガンダムは本体のジェネレーター出力の殆どを機体駆動・スラスター稼動に回すことができ、本体の推力とG-B.R.Dの推力とが相まって機動力の飛躍的な向上を実現している。センサー類も格段に強化され、手持ち式としたことでF91のヴェスバーで問題となっていた射角の制限、及び照準の不安定さが解消されている。コア・ファイターとのドッキングが可能であり、大火力と機動力を併せ持った重戦闘機としての運用も可能である。なお、G-B.R.Dとは、Generative Beam Rifle Deviceの略称である。AEがブッホ・コンツェルンとの裏取引きを通じて入手したサイコミュの発展型。MS搭載用に小型化されてはいるが、機能的にはXMA-01 ラフレシアに採用されたものと同等である。ネオガンダムの試作機は2機が建造されているが、同システムは1号機のコア・ファイターのみに搭載された。エイジャックスの真の任務がアナハイムの自社違法活動の隠蔽工作とネオ・ジオン残党の虐殺計画だと知ったトキオ・ランドールはエイジャックスより脱走する際にネオガンダム2号機を奪取し、エイジャックス艦長であるバズ・ガレムソンの乗る1号機と対決する。ガンダムの兄弟機が敵味方に別れて(特に2号機が敵側の機体となって)対決するというシチュエーションはOVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』以降多用されているが、本作では主人公が2号機を強奪して悪役の1号機と戦うという、その後も見受けられないパターンであった。ネオ・サイコミュによる1号機の高機動性に苦戦する2号機であったが、何とか背後に回りこんだのち1号機を羽交い絞めにし、身動きを取れなくした状態のままコア・ファイターを分離、1号機を羽交い絞めにしている状態の2号機ごと攻撃し、破壊するという奇策により勝利している。目次へ移動するアナハイムの小型次世代機。RX-99 (AFX-9000) ネオガンダムの後継機であると思われるが詳細は不明。『ホビージャパン』のネオガンダムの特集記事および『模型情報』のネオガンダムデザイン発表記事にも設定されている幻の機体。「ニューセンチュリーシリーズ」という名称が用意されていた。目次へ移動する
出典:wikipedia
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