『境界線上のホライゾン』(きょうかいせんじょうのホライゾン、Horizon on the Middle of Nowhere)は、川上稔による日本のライトノベル。イラストはさとやす。電撃文庫(アスキー・メディアワークス)から2008年9月より刊行されている。著者が描く世界観「都市世界」における「GENESIS」時代を取り扱った作品。ファンタジー、SF、バトル、コメディ、歴史など、多種ジャンルの複合や複雑な設定が見られるシリーズである。電撃文庫MAGAZINEに、設定資料や序章が先行して掲載された。本作品の設定資料はA4で780ページに渡る旨が、I巻<上>の作者紹介に記載されている。人類が天上から戻った時代。人々は、汚染した地球を修復するため「環境神群」と呼ばれるシステムに地球を託したものの、天上での争いによって再び地球に降り立つ。しかし環境神群によって過剰修復されていたため極東以外に進出できず唯一人類が地球上で生活可能な土地「神州」で改めて人類が天上へ戻ることを目的として、「聖譜」に従って過去の歴史を再現していた。居住可能な地が極東のみだったため、人類が天上に行く以前に極東に住んでいた人々は極東に住み、環境神群によってつくられた重奏世界でそれ以外の地域に住んでいた人々が生活していた。しかし南北朝動乱の再現として重奏世界を制御していた三種の神器が失われ、重奏世界が崩壊し現実世界と合体。南北朝動乱の再現によって疲れ果てた極東側は重奏世界に敗北し支配されることになる。そんな中、時代は流れ1648年、100年ごとに更新されるはずの聖譜記述がなぜか更新されず、聖譜に記述された最後の年が訪れ世界は終焉へと向かっていた。そのなか、極東に唯一認められた独立領土、巨大航空都市艦「武蔵」で、主人公・トーリは昔死んだはずの少女、ホライゾンに告白すると宣言する。その翌日三河が、地脈炉の暴走により消滅し、ホライゾンが極東が所有を禁止されている大量破壊兵器「大罪武装」”焦がれの全域”であることが分かる。大罪武装の返還と三河消滅の責任をとるため自害することになったホライゾンを救うための大義名分として挙げた、大罪武装の収集による末世解決を行うため大罪武装を手に入れるための戦争を始める。作中は、遠未来の地球で、流体というエネルギーを用い、歴史再現という世界規模の共同作業を行う世界である。この世界は、「流体」からなる「現実世界」に基づいている。かつて人々は天上に住み、だが疲弊し地球に戻り、再び天上に戻ろうとしている。国家である「教導院」と、技術・信仰の体系である「教譜」に大別される。また、国家に基づく商業組織「ブランド」も存在する。学校の総称。事実上の国家。本項目は教導院の共通事項を記す。各国の教導院は後述を参照。宗教団体、術式体系の総称。正式名称「教譜教団(きょうふきょうだん)」。多くの教譜は「原型と異なる」「天上へ帰るための願掛け」として、本来の名を逆読みする。各教譜の具体的な術式は後述を参照。企業体の総称。武装や部品の開発・販売を行い、歴史再現を支援する。知性ある人間以外の種族の総称。総じて流体に近しい。これらも極東か世界各国の因子を持つため、先祖の区別も可能。現世に存在しない高位種族。神性が強いと、「神は現世にいない」という摂理で、体が消える病を患う。概要は前述を参照。術式を用いない身体技能。ただし流体や武装による補正を含む場合もある。流体で固有機能を起こす武装の総称。武装の襲名をしていることが多い。流体を加工し奇跡を起こす技術の総称。様々な体系がある。登場した神奏術のうち銘があるものを示す。銘が無いものは各登場人物の項を参照。登場した聖術のうち銘があるものを示す。銘が無いものは各登場人物の項を参照。登場した預術のうち銘があるものを示す。銘が無いものは各登場人物の項を参照。以下の2作品が連載されている。2011年10月より第1期が毎日放送ほかにて放送された。サンライズがライトノベル原作のアニメを手がけるのはこの作品が初めてとなる。第2期は『境界線上のホライゾンII』のタイトルで、2012年7月から9月まで毎日放送ほかにて放送された。2011年12月22日から発売。Blu-ray Discのみのリリースで、各巻初回版、通常版の2種リリース。奇数巻には原作者の川上稔書き下ろし小説が同梱されている。パッケージはキャラクターデザインを手掛けた藤井智之による描き下ろし特殊パッケージであり、三方背クリアケース仕様である。封入特典として各巻に特製ブックレットが同梱されている。初回版、通常版共通の映像特典として第1巻にPV、CM、第1巻からのシリーズ映像としてキャラクター紹介、極東なるほど講座が収録されている。音声特典として川上稔書き下ろしのキャラクターコメンタリーが収録されている。BD第5巻は、2011年4月30日付のオリコン週間Blu-ray総合チャートで2位を獲得。初動売上は1.6万枚を記録した。 「境界線上のホライゾン PORTABLE」のタイトルで、2013年4月25日に発売された。原作者の川上稔が企画原案・シナリオ・総監修を担当。初回限定版には、ねんどろいど「浅間・智」(制服ver.)と、ゲームのスペシャルファンブックが特典として同梱される。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。