『Mr.FULLSWING』(ミスターフルスイング)は、鈴木信也による日本の漫画。2001年23号から2006年23号まで『週刊少年ジャンプ』(集英社)に連載された。通称ミスフル。ジャンルは「野球ギャグ漫画」。作品序盤~中盤にかけては「ギャグ漫画のついでに野球をしている」と皮肉られるほどギャグが圧倒的なシェアを占めているが終盤にかけては野球が主体となっている。特に最終24巻にいたっては、巻中に収録されている10話全てにギャグらしきギャグの要素が全くなく、あくまで野球そのものが主体になっている。また、ライバル達に打ち勝つために過酷な練習を経て必殺技を体得するなど、スポ根要素も多分に含まれる。本作の登場人物が使う技術や技は、キャプテン翼やテニスの王子様などと同様、ほとんどが架空の技術であったり、現実にはありえない物理法則を無視したものが多い。2005年6月にはドラマCD化され、12月には第2弾が発売された。更に2006年8月に第3弾発売。また、ジャンプ ジェイ ブックスでも2作品発売されている。2006年23号で連載5周年となるが、同号で完結。全227話。ジャンプ限らず漫画やアニメのパロディネタやメタ表現が多いのが特徴。また、企業名や商品名が実名でよく出るが、後期は「○」などの伏字で隠している(その「○」もコマによってずれたりするため、あまり意味はない)。なお、本作のタイトルは2001年連載開始当初、絶頂期を迎えていたミスターフルスイングこと中村紀洋をモチーフとしており、主人公である猿野天国が通う十二支高校を20年前に夏の甲子園3連覇に導いた村中紀洋もまた、中村をモデルとしており、作中における愛称もミスターフルスイングとなっている。更に、本作の執筆を思いついたきっかけも、「中村紀洋がホームランを打ってバットを高く放り投げる所にしびれて一目惚れしたから」とのこと。20年前、埼玉県立十二支高校の村中紀洋は、高校在学中に二つの伝説を打ち立てる。一つ。グラウンドのバッターボックスから約160M離れた校舎の時計に打球を直撃させる。その時計は直撃当時の3時3分で止まったままとなっている。二つ。全国高等学校野球選手権大会の3連覇を達成。更にプロ野球・メジャーリーグにおいても結果を残すに至る。それから20年。現在に至っては甲子園出場すらままならない弱小校に成り果てた十二支高校に、猿野天国は入学。野球部への逆恨みで、野球を嫌悪していた猿野だが、野球部のマネージャー、鳥居凪に一目惚れし、野球部に入部を決意。そして、20年前から止まったままの時計は動き出す・・・。多様な投法・魔球・打法・守備の形式が残されている。特に後期は、物理的にも不可能な技がメインとなっている。また、ユニフォーム関連の描写などは野球のルールや常識を逸脱したものが多々あり、これについて作者は、キャラの個性を前面にだすべくあえてそうした旨をファンブック球春白書において語っている。各巻集英社ジャンプ・コミックスより発刊されている。単行本全巻、電子書籍化されている。
出典:wikipedia
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