シェゾ・ウィグィィ("Schezo Wegey")は、コンパイルのコンピュータゲーム『魔導物語』・『ぷよぷよ』シリーズに登場する架空の人物。闇の剣を携え、古代魔導を操る魔導師の青年。銀髪で青眼、青いバンダナをつけている。暗闇を誰よりも愛する「闇の魔導師」の称号を持つ。「シェゾ・ウィグィィ」という名前には、古代魔導語で「神を汚す華やかなるもの」という意味がある。自らの魔力を高めるために他者や秘宝などから魔力を奪おうとしている。魔導師の少女アルル・ナジャの魔力を欲しがっており、彼女を執拗に付け狙っている。その上、彼女に対して「お前の魔力が欲しい」と言うべき所を「お前が欲しい」「お前の全てを俺にくれ」などとしばしば言い間違えてしまう。こうした言動が祟って、周囲から「ヘンタイ魔導師」呼ばわりされてしまっている。アルルの魔力に拘る理由は不明。『魔導物語1-2-3』のディレクターの米光一成によれば、シェゾ、および同作のキャラクターのサタンは、いずれもタニス・リーの幻想小説『闇の公子』に登場するキャラクターがモデルになっているとされる。多くの作品において、年齢は「不明」。唯一シェゾの少年時代を描いた『魔導物語A・R・S』のシェゾ編のみ「14歳」と明言されている。なお、小説『真・魔導物語』の設定に準拠した「魔導物語年表」では、このシェゾ編での出来事が「アルル誕生の150年前」として設定されているが、本編における公式設定ではない。シェゾが主人公として登場する作品は、以下のものがある。上記のうち、『魔導師の塔』以外は「3人の主人公の中のひとり」という扱いとなっている。また、『ぷよぷよ』シリーズの多くでは対戦相手として登場するほか、プレイヤーキャラクターとして選択できる作品もあり、『なぞぷよエディタ』ではストーリーは無いが単独のプレイヤーキャラクターとして登場した。セガがキャラクターを一新した『ぷよぷよフィーバー』を発売して以降は出番がしばらく途絶えており、『ぷよぷよフィーバー2』(2005年)のアルルの記した手記で「ヘンタイっぽい闇の魔導師」が元の世界に居たと言及される程度だったが、その後『ぷよぷよ! Puyopuyo 15th anniversary』(2006年)にて初代キャラクターのひとりとして復活し、それ以降の『ぷよぷよ』シリーズでは再びレギュラーとして常に登場している。また、『ぷよぷよ! 15th』と『ぷよぷよ!! 20th』ではシェゾを含む全プレイヤーキャラクターに個別のシナリオが用意されており、『ぷよぷよテトリス』でも有料DLCストーリーの「EX9章 プリンプのゆめ」がシェゾを主人公にした番外エピソードになっている。先述の通り、シェゾはしばしば「ヘンタイ(変態)」呼ばわりされている。この「ヘンタイ魔導師」設定は今でこそシェゾを代表するものとなっているが、当初からこうしたキャラ付けが強くなされている訳ではなかった。彼が変態と扱われたのは古く、彼の初登場作品にして魔導物語第一作、MSX2版『魔導物語 EPISODE II CARBUNCLE』の取扱説明書に記載されたストーリーに、「かっこいいけど、どこかおかしい。変態の目だ。」、「ああああ、やっぱり変態お兄さんだ!」とアルルの視点で描かれている。ただしそう思っているだけで、口に出してはいない模様。MSX2版とPC-98版の『魔導物語1-2-3』の取扱説明書にも同一の内容が記載されているが、MSX2版2作ではゲーム中ではアルルがシェゾを変態と呼ぶ(思う)場面はない。PC-98版ではオープニングでシェゾから「お前の魔力が欲しいだけだ」と言われたアルルが彼を変態扱いしているが、シェゾはこれに対して何の反応もしておらず、口に出したのか心で思っただけかは不明瞭である。その後『ぷよぷよ』でアルルに向かって「お前が欲しい」と言い彼女を赤面させるが、シェゾ自身は表情も変えずに発言を言い換えており、アルルも呆れてはいるが彼を変態とは呼んではいない。GG版『魔導物語II 〜アルル16才〜』ではオープニングで「お前の全てが欲しいだけだ」と発言したが、PC-98版と同じくアルルがシェゾを変態と呼ぶ(思う)のはオープニングだけで、シェゾは無反応である。『す〜ぱ〜なぞぷよ ルルーのルー』ではアルルではなくルルーから変態と面を向かって言われてしまい、「ヘ、ヘンタイ…おれが、このシェゾさまが…」と落ち込んでいた。その後もセガサターン版以降の『ぷよぷよ通』ではアルル、『ぷよぷよSUN』ではウィッチやルルーから変態と呼ばれており、シェゾの言動も変態と呼ばれるに相応しいおかしなものになってしまっている。こうしてシェゾの「ヘンタイ魔導師」という設定は確立し、『す〜ぱ〜なぞぷよ通 ルルーの鉄腕繁盛記』ではルルーの下着を覗き、SS版『魔導物語』ではヨダレを垂らしながら美少女コンテストの見物を目論むなど、行動までも変態的になっている。シェゾの版権がコンパイルからセガに移った『ぷよぷよ!』以降では、変態的な行動こそほとんどしなくなったが「ヘンタイ魔導師」設定は更に強調されており、アルル以外の相手に対しても思わず「お前が欲しい」と言い、誤解を招いている。こちらでは興奮すると文の途中の言葉がうっかり抜けて毎回言い間違えてしまうという設定になっており、どうしていつもそうなってしまうのか自分でも分からないらしく、アルルの魔力を手に入れる以上に「誰からもヘンタイと呼ばれない事」をせつに願っている。「ヘンタイ」という単語→自分の事、という認識があるのか、誰もいない所で「ヘンタイ」と叫んだアルルの言葉に反応して、彼女の元にすっ飛んで行き「誰がヘンタイだ!」と否定するという条件反射が身に付いている。「お前が欲しい」という台詞はストーリー以外でも随所で使われており、「ヘンタイ魔導師」に並ぶシェゾの代名詞となっている。声優上記の他、初期の作品(MSX2版『魔導物語1-2-3』、アーケード版『ぷよぷよ』、アーケード版『ぷよぷよ通』など)では当時のコンパイル社員などが声を担当していた(担当者名は非公開)。俳優
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