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だめ連

だめ連(だめれん)とは、早稲田大学の同窓生だった二人が、退職と留年をきっかけに再会したことを発端として生まれた、「普通の人のように働かない(働けない)」、「恋愛しない(できない)」、「家族をもたない(もてない)」といった者たちが、その「だめ」とされる有り様を否定的に捉えるのではなくそのような社会のプレッシャーを問題とし、自由に生きていこうとして誕生したオルタナティブな「生き方模索集団」。また、労働と消費を奨励するような資本主義の価値観に対して「それよりも楽しいこと、創造的なことは沢山ある」とアンチテーゼとオルタナティブを唱えている。1992年に誕生し、「交流」「トーク」を合言葉にさまざまな交流活動を展開する。一時テレビや新聞などのマスメディアの脚光を浴びるなどした。2000年代初頭より活動は10年近くに渡って停滞していたが、2011年頃より活動を再開している。代表格は神長恒一とぺぺ長谷川。『だめ連宣言!』などの著作も出している。神長は早稲田大学・第二文学部出身。卒業後は東武百貨店に10ヶ月間勤務した後、ぺぺとの再会によりだめ連を結成。その後、無職、フリーター生活を送っている。パートナーであるいかと「カミイカナイト」というイベントを、早稲田にある「交流スペースあかね」などにおいて行っている。ぺぺ長谷川も早稲田大学・第二文学部出身。彼は永きに渡りノンセクトラジカル系の学生運動に従事。8年かけて卒業した後も、現在まで一貫してアルバイト生活を送っている。「交流スペースあかね」の木曜夜のスタッフ。高円寺の「素人の乱」界隈が運営する「なんとかバー」でも隔週金曜の夜に店番に入っている。神長、ぺぺとも都内でのサウンド・デモ、脱原発系のデモやさまざまなオルタナティブ系のイベントに頻繁に参加している。神長恒一は大学を卒業後就職したが、会社員人生が退屈だと思うに至り10ヶ月で退職。その後企業に再就職する道を選ばず無職生活に入る。神長は無職時代に当時大学を留年中だったぺぺ長谷川との再会をきっかけに、早稲田大学のノンセクトの学生運動や都内のアナキズム系の人物達と交流。神長とぺぺはその後さまざまなデモやアート系のイベントなどに参加。友人達とふざけて遊んだりしているうちに人生そのものをテーマとする「ヘボいアクティビズム」である「だめ連」を結成する。メンバーは中野、高円寺、早稲田周辺で集まることが多かった。一時期は、中野北口広場でのだめ連交流会、機関誌「にんげんかいほう(27年の孤独)」の編集、野外劇「劇的!?BIG座」、バンド「セックス・ピストルズ」「男女間の友情」であちこちに出没、また、雑誌「現代思想」内の特集の編纂に関わったり、新宿ロフトプラスワンなどでトークライブを開催するなど、活発な活動が見られた。東京以外に、名古屋、京都、福岡、ソウルなどに支部があったこともあるが、「だめ連」のメンバーシップは自己申告制であり、フランチャイズであった訳ではない。なお各地の支部も現在では軒並み活動は停止ないし停滞している模様である。2001年頃からは数年間に渡って「だめトランス」というDIYのミニレイブパーティーを都内の公園(野川公園、二子玉川河川敷など)で開催。その後活動休止状態となっていたが、2011年頃より福島原発事故や格差社会化などの状況を受けて、「ヘボくてもやれることをやろう」と活動を再開している。早稲田大学近くの馬場下門交叉点附近の南側で営業している「交流スペースあかね」という飲食店は、「だめ連」と共通するメンバーもいるものの、独立したグループである。こちらは現在も営業中である。

出典:wikipedia

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