1984年のロードレース世界選手権は、FIMロードレース世界選手権の第36回大会となる。シーズン前の下馬評ではディフェンディングチャンピオンのフレディ・スペンサーが有利だと思われていたが、ホンダの新しいV4マシンNSRの初期トラブルとシーズン序盤の怪我のために思わぬ苦戦を強いられ、タイトルを守ることができなかった。ただし、様々な問題を抱えていたにもかかわらず、スペンサーはシーズン5勝を挙げている。ヤマハのエディ・ローソンは「ステディ・エディ」のニックネームにふさわしい戦い方で4つの勝利と4回の2位という成績を残し、500ccクラスの初タイトルを獲得した。ホンダ・ワークスに移籍したランディ・マモラが3勝を挙げてランキング2位に入った。250ccクラスでもヤマハに乗るフランス人クリスチャン・サロンが、リアル・ロータックスに乗るマンフレッド・ヘルヴェの猛追を退けてチャンピオンに輝いた。125ccクラスのアンヘル・ニエトは6勝を挙げ、2戦を残して通算13個目のタイトルを手に入れた。前年までの50ccクラスに代わってこの年から新設された80ccクラスでは、ステファン・ドルフリンガーが初代チャンピオンとなった。
出典:wikipedia
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