魚竜館(ぎょりゅうかん)とは宮城県本吉郡南三陸町歌津字管の浜194にあった複合資料館である。1990年、合併前の旧歌津町時代にオープンした。展示されているものは民俗資料と化石である。特筆すべきは、魚竜化石が発掘された状態で展示されていることである(発掘された場所の上に建物が建てられ、発掘した状態の維持が図られている)。ここで展示されている魚竜化石はウタツサウルスではなく、亜種の「クダノハマサウルス」である。また、海外から贈られた大型標本等も収められていた。民俗資料については地元の産業の道具が展示されており、旧歌津町の産業の歴史が学べる。地元の特産品販売や食事スペースもあり、観光がてらに食事・買い物を楽しむ観光客が多かった。来場者は、2010年には6万人を超えた。2011年3月11日の東日本大震災で被災した。化石の標本は、がれきに埋もれ、しかも、地盤が1メートルほど沈下したため、展示されていた化石は海中に水没した。化石などの収蔵品の大部分が東北大学文化財レスキューチームの協力により救出され、破損部分は修復され、その一部が2013年3月より歌津コミュニティ図書館に展示されている。2016年1月21日現在、建物は解体され、再建は未定である。
出典:wikipedia
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