ホテル ニラカナイ 西表島(英文:"Hotel Nirakanai Iriomotejima")は、沖縄県西表島の月ヶ浜沿いに建つリゾートホテル。(旧名称:星野リゾート リゾナーレ西表島)西表島の北西部を流れる浦内川の右岸河口にある月ヶ浜沿いに2004年7月1日に開業。客室数は140室(スーペリアツイン・デラックスツイン)。客室は東シナ海に面しているが、ホテルと月ヶ浜の間には強風対策及び、浜へ産卵に訪れるウミガメへの光害対策としてモクマオウの防風林を設置しているため、客室から海が望めるのは4階の一部。月ヶ浜へはホテルから直接行く事が可能だが、ホテル管理のプライベートビーチではないため、衛生・環境配慮を理由にプールタオルの持ち出しは禁止されている。ホテル名の「ニラカナイ」という名称は琉球語において理想郷を意味する「ニライカナイ」をモチーフにしている。日本生態学会、日本魚類学会、沖縄生物学会、WWFジャパンなどからは、本ホテルの開発の環境への影響を危惧し、建設工事開始後に、工事を中断し環境影響評価を実施することや計画の再検討を求める要望書が提出された。しかし、工事は中断されることなく、環境影響評価も行われないまま、ホテルは開業に至った。2003年7月には、西表島の住民や島外の支援者ら563人が本ホテルの開発の差し止めや建物の撤去を求めて那覇地裁に提訴したが、那覇地裁は、破壊などの程度が社会生活上受任すべき限度を超えているとは言えないとして、2006年3月28日にこれを棄却。ただし、原告団の多数を占めた島外の支援者に対しても、原告適格が認められた。その後、原告側は控訴したが、福岡高等裁判所那覇支部での控訴審においても、2007年1月25日に一審に引き続いて住民側敗訴の判決が下された。NPOなどからは、ホテルの建設後に、トゥドゥマリ浜にアオウミガメが産卵に来なくなったなどの被害も報告されている。一方で、ホテルも、ウミガメへの影響を抑えるために、夜間は海側に遮蔽カーテンをするとともに、レストランの照明を落としたり、汚水やごみについても高度な処理をするなどの対策を講じており、これを「最大限の努力」と評するメディアもある。
出典:wikipedia
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