シーチャン島(タイ語風にコ・シーチャンとも)はタイ中部にある島の一つ。行政区分としては郡(アムプー)である。名称については詳しいことはわかっていない。クメール語起源説。「4人の農民」という意味の「シーサン」という中国語からきているという説、島が獅子の形に似ていることからサンスクリット語で「獅子の脛」といういみの「シーチョン () 」からきているという説、「チャン仙人(ルシーチャン)」という有名な仙人の出身地であることから来たという説がある。シーチャン島は海の商人たちの避難所として知られていた。ラーマ5世(チュラーロンコーン)はこの地を避暑地として、チュタートゥット宮殿を建設した。チュタートゥットとはラーマ5世の息子の名前である。しかしこの宮殿は1893年フランスが占領したことから放棄された。元々、シーチャン島はサムットプラーカーン県サムットプラーカーン市の管轄であったが、1943年1月1日チョンブリー県シーラーチャー郡の管轄とされた。1994年、分郡から郡へ昇格した。シーチャン島はバンコク湾東岸に位置し、南北に長い島の形となっている。島の経済は観光業で成り立っている。シーチャン島郡にはタムボン・ターテーワウォンという1つのタムボンがあり、さらにその下位に7つの村(ムーバーン)がある。島全体がテーサバーン(自治体)になっており、テーサバーンタムボン(タムボン自治体)・コシーチャンと呼ばれる。
出典:wikipedia
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