オリオン座δ星は、オリオン座の恒星で2等星。三つ星 (オリオンの帯) を形成する恒星の1つ。多重星で、主星はさらにアルゴル型変光星である。2.20等星~2.35等星の範囲を変光するが、変光範囲が小さいので眼視観測では光度変化はわからない。δ星Aは以下の2星から構成されるほぼ天の赤道上にあるので、ほぼ真東からのぼり、ほぼ真西に沈む。軌道が春分・秋分の日の太陽とほぼ同じなので,度々入試等の問題で太陽の代わりに出題されることがある。また,南中高度も春分・秋分の日の太陽とほぼ同じである。学名はδ Orionis (略称はδ Ori) 。固有名ミンタカ (Mintaka) の由来は、アラビア語で「ジャウザーの帯」という意味の「ミンタカ・アル=ジャウザー」 ( منطقة الجوزاء Minṭaqa al-Jawzā) (منطقة Minṭaqa 帯・ベルト)を語源としている。10世紀に活躍した天文学者アブドゥッラフマーン・スーフィーの『星座の書 (" Kitāb Ṣuwar al-Kawākib ") 』では、「ジャッバール (al-Jabbār 巨人) すなわちジャウザーの星座」 (kawākib al-Jawzā') は37の星から成り立っており、そのうち第26星、第27星、第28星がオリオン座の三ツ星に当たるとしている。この三ツ星に対して、「ジャウザーの帯」という意味のミンタカ・アル=ジャウザー ( منطقة الجوزاء Minṭaqa al-Jawzā' ) やニターク・アル=ジャウザー ( نطاق الجوزاء Niṭāq al-Jawzā') 、またはニザーム ( النظام al-Niẓām 真珠の紐、首飾り) 」、ナズム ( النَظم al-Naẓm) 、ナズム・アル=ジャウザー ( نَظم الجوزاء Naẓm al-Jawzā' ジャウザーの真珠の紐、首飾り) 、ファカール・アル=ジャウザー ( فقار الجوزاء Faqār al-Jawzā' ジャウザーの背骨) などの呼び名を伝えている。このうち現在のδ星にあたるのは第26星であり、「帯にある明るい三ツ星のうち、一番前のもので、2等星である」と説明されている。
出典:wikipedia
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