救難飛行隊(きゅうなんひこうたい 英: JMSDF Helicopter Rescue Squadron)は、1960年(昭和35年)に海上自衛隊の捜索救難を担う部隊として編制され、2008年(平成20年)から、第71航空隊、第72航空隊、第73航空隊から派遣され、救難任務につく各航空隊や各地区の航空分遣隊などの旧称・通称として用いられている。救難飛行隊は、平成20年3月に海上自衛隊の部隊改変に伴い名称は各航空隊隷下の「航空隊」や「航空分遣隊」などになった。航空自衛隊航空救難団救難隊と同様24時間待機状態であるが、平時の艦艇への輸送業務も割り当てられている。初動の救難区域については航空自衛隊と重複しないよう区分され、区域指揮官として各航空群司令が当てられている。航空機内には、機上救護員が搭乗しており、飛行中も看護師や救急救命士の資格を持つ隊員によってある程度の医療処置が可能である。岩国航空基地および厚木航空基地には、救難飛行艇を運用する第71航空隊(Air Rescue Squadron 71)が分散して、洋上救難や飛行場施設のない離島の急患輸送を行っている。日夜、洋上哨戒を実施している哨戒機P-3C搭乗員の救難のためにUS-1、US-2救難飛行艇を8機とUH-60Jを19機装備している。外洋での海難救助に重点を置き、「海難救助最後の砦」とも呼ばれる。航空自衛隊の航空救難団救難隊と異なり、捜索機U-125Aを配備していないが、共同での捜索・救難活動を行なっており、また護衛艦の艦上では哨戒ヘリコプターSH-60Jが緊急発進待機するなど、海上自衛隊の各航空基地ではP-3Cも捜索救難任務を負っている。航空分遣隊以外でも、海上自衛隊の哨戒ヘリコプターSH-60J/K、掃海輸送ヘリコプターMCH-101には、降下救助員が搭乗しており、捜索救難を副次任務としている。第31航空群隷下の部隊で、US-1、US-2救難飛行艇装備:岩国航空基地と厚木航空基地に分散して救難待機(2時間待機)についている。コールサイン:IVOLY/RESCUE SEAGULL(救難任務・災害派遣)第22航空群隷下の部隊で、UH-60J救難ヘリコプター装備第21航空群隷下の部隊で、UH-60J救難ヘリコプター装備※救難飛行隊はUH-60Jの機種別コールサイン「RESCUE LARK」を使用することがある(救難任務・災害派遣時)。区域指揮官に航空自衛隊は各方面隊司令官が、海上自衛隊は各航空群司令が割り当てられ、航空救難に対して円滑な共同・協力体制が組まれている。第71・第72・第73航空隊の各航空分遣隊は、主に外洋や離島などの急患輸送の出動が多い。
出典:wikipedia
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