東海道物流新幹線構想（とうかいどうぶつりゅうしんかんせんこうそう）とは、日本で構想中の鉄道路線である。日本の物流の大動脈である東海道ルートで供用または建設・計画中の新東名高速道路や新名神高速道路などの中央分離帯などを活用し物流専用の鉄軌道を敷設し、貨物列車を運転する構想である。CO排出量の削減などを目的としたモーダルシフトの実現に向けた構想のため2008年2月にJR貨物や道路運送事業者の業界団体関係者を含めた有識者による「東海道物流新幹線構想委員会」が設けられ、検討が行われた。通過ルートととなる新名神高速道路で現在供用中の亀山西JCT-大津JCT（本線部）の中央分離帯は暫定4車線区間の土工部では鉄軌道を敷設するほどの幅を有するが、橋梁部や完成6車線区間では敷設するほどの幅は有しない。2008年6月にまとめられた構想によると複線電化（第三軌条方式）の鉄軌道を自動・無人運転による最大25両編成程度の貨物列車を運行し、1日あたり約20万トンの輸送を賄うとされている。以下は、同構想による。

出典:wikipedia