国縫漁港(くんぬいぎょこう)は、北海道長万部町にある全国初の島式漁港。上空から俯瞰した場合、ワイングラスの形をしているのが特徴である。国縫は潮の干満の差が激しい場所であり、なおかつ遠浅の砂浜海岸であったために、漁船の揚げ下ろしに大変な労苦を伴う場所であった。また、内浦湾の最奥部に位置しているため、少々の風でも波が大きくなり、他の漁港に比べて漁にでられる日数が大幅に少なくなるという問題を抱えていた。通常の漁港では港の中に海岸線の砂が入り込むため、浚渫に多額の費用が必要になる。そこで、港本体を陸地からかなり離れたところに独立して設けることにより、問題を解決しようとした。港本体と陸地とを橋でつなぐことによって砂が港の中に入ることなく、なおかつ海岸沿いの砂も港に妨げられずに自由に移動できるため、周辺の環境に悪影響を及ぼすことは少ないと考えられたのである。国縫漁港は、昭和57年10月に第一種漁港として新規指定され、昭和59年に着工。平成6年3月に完成した。周辺の海岸に悪影響を及ぼさないように配慮された漁港であったが、近辺でトンボロ現象が見られるようになっている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。