日本漢字能力検定(にほんかんじのうりょくけんてい)は公益財団法人日本漢字能力検定協会が実施する漢字能力に関する検定である。一般に漢字検定または漢検と呼ばれる。以前は文部科学省が後援していたが、現在は後援していない。( ) 内のレベルは日本漢字能力検定協会公表のものである。2010年(平成22年)11月30日に常用漢字表が改定されたことに伴い、平成24年度以降は新しい常用漢字表(以下の内容)に対応する。程度 常用漢字を含めて、約6000字の漢字の音・訓を理解し、文章の中で適切に使える。領域・内容常用漢字の音・訓を含めて、約6000字の漢字の読み書きに慣れ、文章の中で適切に使える。※約6000字の漢字は、JIS第二水準を目安とする。ただし、上記の出題範囲のうち、平成14年度第3回からは、「地名・国名等の漢字表記(当て字の一種)を知っていること」に関する問題が出題されなくなった。一方、動植物名その他の熟字訓・当て字の読みを問う問題は依然として出題されている。一般的には用いない難解な漢字や読みが多く出題される。程度 常用漢字を含めて、2994字の漢字の音・訓を理解し、文章の中で適切に使える。領域・内容常用漢字の音・訓を含めて、2994字の漢字の読み書きに慣れ、文章の中で適切に使える。※2994字の漢字は、JIS第一水準を目安とする。1級同様、一般的には用いない漢字や読みが多く出題されるが、1級よりは比較的使用頻度の高いものが多い。2010年11月に常用漢字が196字増え、その全てが2級配当漢字となっているが、このうち168字は元準1級配当漢字である。程度 小学校・中学校・高等学校で学習する常用漢字を理解し、文章の中で適切に使えるようにする。領域―読むことと書くこと すべての常用漢字の読み書きに慣れる。特に高等学校で学習する音・訓を身につけ文章の中で適切に使えるようにする。領域―部首 部首の理解を深め、熟語の構成と意味を把握する。2010年の要項改定により「人名用漢字」の記述が消え、人名用漢字そのものに関する出題は名実ともに姿を消した。程度 小学校・中学校で学習する常用漢字の大体を理解し、文章の中で適切に使えるようにする。領域―読むことと書くこと 常用漢字の大体が読める。特に中学校で学習する音・訓を身につける。学年別漢字配当表の漢字およびその他の常用漢字300字程度を身につけ、文章の中で適切に使えるようにする。領域―部首 部首の理解を深め、正しく識別する。程度 小学校学年別漢字配当表のすべての漢字と、その他の常用漢字600字程度を理解し、文章の中で適切に使えるようにする。領域―読むことと書くこと 約1600字の漢字が読める。学年別漢字配当表の漢字を身につけ、文章の中で適切に使えるようにする。領域―部首 部首を理解し、漢和辞典の使用に慣れる。程度 小学校学年別漢字配当表のすべての漢字と、その他の常用漢字300字程度を理解し、文章の中で適切に使えるようにする。領域―読むことと書くこと 約1300字の漢字が読める。学年別漢字配当表の漢字のうち900字程度の漢字を書き、文章の中で適切に使えるようにする。領域―部首 部首を理解し、漢和辞典の使用に慣れる。程度 小学校第6学年までの学習漢字を理解し、文章の中で漢字が果たしている役割に対する知識を深め、漢字を文章の中で適切に使えるようにする。領域―読むことと書くこと 小学校第6学年までの学習漢字を読み、またその大体を書くことができる。領域―筆順 筆順を正しく理解する。領域―部首 漢字の形を理解する。程度 小学校第5学年までの学習漢字を理解し、文章の中で漢字が果たしている役割を知り、正しく使えるようにする。領域―読むことと書くこと 小学校第5学年までの学習漢字を読み、またその大体を書くことができる。領域―筆順 筆順、総画を理解する。領域―部首 主な部首を理解する。程度 小学校第4学年までの学習漢字を理解し、文章の中で正しく使えるようにする。領域―読むことと書くこと 小学校第4学年までの学習漢字を読み、またその大体を書くことができる。領域―筆順 点画にも注意する。領域―部首 あし、かまえ、にょうを理解する。程度 小学校第3学年までの学習漢字を理解し、文や文章の中で使えるようにする。領域―読むことと書くこと 小学校第3学年までの学習漢字を読み、またその大体を書くことができる。領域―筆順 筆順、総画を正しく理解する。領域―部首 へん、かんむり、つくりなどを理解する。程度 小学校第2学年までの学習漢字を理解し、文や文章の中で使えるようにする。領域―読むことと書くこと 小学校第2学年までの学習漢字を読み、またその大体を書くことができる。領域―筆順 点画の長短、接し方や交わり方、筆順および総画を理解する。程度 小学校第1学年の学習漢字を理解し、文や文章の中で使えるようにする。領域―読むことと書くこと 小学校第1学年の学習漢字を読み、またその大体を書くことができる。領域―筆順 点画の長短、接し方や交わり方、筆順および総画を理解する。協会の発表によると、平成18年度第1回検定以降では、以下のようになっている。なお、合格基準に達していない場合でも合格になることがある。具体的に言えば、協会が想定していた合格率・平均点と誤差が生じた際、合格点は数点程度基準点より下がることがある(2級の場合、ここ数年は155点以上で合格のことが多い)。一方で受験者数の少ない1級・準1級の場合はこの制度は事実上適用されておらず、合格基準の160点を1点でも下回っていた場合は不合格となる。2000年(平成12年)以降、急激に受検者が増加する。例えば2001年(平成13年)度の受検者数は180万人程度だったが、2007年(平成19年)度には270万人以上となった。これに合わせ、協会のロゴマークは2007年(平成19年)度より「250万人の漢検」となった。しかし、一連の不祥事およびそれに伴う受検者数の減少により、現在は「250万人の漢検」ロゴは用いられていない。漢検の級所持者を優遇する企業・学校がある一方、アナウンサーに対して入社前に2級以上を取得義務として課しているテレビ局もある。また、漢字の読み書きが脳の訓練にも効果を発揮し、認知症防止に役立つことが提唱されることもある。『今すぐ使える豆知識 クイズ雑学王』、『パネルクイズ アタック25』、『ネプリーグ』、『熱血!平成教育学院』、『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』など漢字の問題を扱うテレビ番組が増えている。また、漢字ゲームソフトとしてニンテンドーDS(任天堂)というタッチペンにより直接漢字が入力できる携帯ゲーム機対応の協会協力ソフトが人気を集めている。また、加納喜光、出口宗和らによる『読めそうで読めない漢字』などの難読漢字に関する著書がベストセラーとなっている。パソコンを使って受検する、漢検CBTというコンピューターテストが実施されている。自己の都合に合わせて受検でき、また結果の通知が早いというメリットがある。以下にその概要を解説する。"詳細は公益財団法人 日本漢字能力検定協会のサイトを参照" "1831252
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。