LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

コルト・コマンドー

コルト・コマンドーは、コルト社のアサルトカービンの総称。CAR-15 カービンやXM177 サブマシンガン、M4カービンなどが含まれる。また、近年では特に、M4 カービンの銃身をさらに短縮したコルト M4 コマンドーのことを指すこともある。アーマライトよりAR-15の製造権を買い取ったコルト社は、1965年ごろより従来のAR-15 ライフル(モデル601/602、のちにアメリカ空軍がM16として採用)を中核としてバリエーション展開し、通常の歩兵用小銃に狙撃銃や分隊支援火器、カービンなどを加えて、CAR-15武器システムを構築することを計画した。これは、アーマライト社による体系をコルト社流に再構築するとともに、各種の小火器を同一の設計に基づいて統一することで、教育・訓練や補給を効率化する試みであった。このCAR-15武器システムの一環として、車両や航空機の搭乗員向けの自衛用火器、そして、特殊部隊向けの特殊用途火器として開発されたのが、CAR-15 カービンである。最初に開発されたのがモデル605 カービンで、これは単に、モデル603(アメリカ陸軍がM16A1として採用)をもとに銃身を切り詰めて15インチとしたのみのものであった。また、モデル605をもとに、さらに銃身を短縮するとともに銃床を伸縮式としたモデル607 サブマシンガンも開発された。モデル607はアメリカ軍特殊部隊によってGX5857の名称で試験採用され、ベトナム戦争で実戦に投入されたが、長銃身のモデル602から流用したフラッシュハイダーでは消炎効果が不十分であったことから、のちに、より大型のフラッシュハイダーを採用するように変更されている。また、モデル602のデザインをそのままに伸縮可能なようにしただけのプラスチック製銃床では耐久性も不足であった。このことから、新設計でより簡素な金属製銃床を採用したサブマシンガンへと開発は移行し、これは米軍において、XM177として仮採用されることとなった。CAR-15シリーズの開発当時に戦われていたベトナム戦争において、将校や車両・航空機乗員の自衛用火器、そして、長距離偵察を行う特殊部隊向けの火力として、小型軽量のカービン銃の需要は非常に高く、これに適合した火器の開発は急務であった。このことから、モデル607(GX5857)の試験運用で判明した問題点を改善したサブマシンガンとして開発されたのがモデル609(ボルト・フォワード・アシスト有)およびモデル610(ボルト・フォワード・アシスト無)で、モデル610はただちにXM177(陸軍)およびGAU-5/A(空軍)として仮採用された。また、1966年6月28日、陸軍は2,815丁のモデル609をXM177E1 サブマシンガンとして購入し、これらの引き渡しは1967年3月までに完了した。また、このシリーズには刻印がないモデルがあり、これは、自らがどの国の兵士か判らなくするため刻印をなくしたものである。これらは順次実戦投入され、10インチの銃身では曳光弾が十分に発火できず、夜間戦闘などで弾道が確認できないなどと言った問題が指摘された。このことから、やや銃身を伸ばして11.5インチとしたモデル629(ボルト・フォワード・アシスト有)およびモデル649(ボルト・フォワード・アシスト無)が開発された。これらは、銃身を延長したことによって銃声と発砲炎が軽減されたほか、XM148 グレネードランチャーやライフルグレネードの使用が可能となっている。1967年4月、陸軍は510丁のモデル629を南ベトナム軍事援助司令部特殊部隊()向けに購入してXM177E2として仮制式採用し、1967年9月までに引き渡しは完了した。また、空軍もこれに小改正を加えたものをGAU-5A/Aとして採用した。ただし、通常の歩兵小銃よりも短い銃身と伸縮式銃床の採用に伴い、必然的に射程と精度は低下し、マズルフラッシュが大きく音も大きいなどといった問題があった。この問題は、1970年にCAR-15 コマンドーの生産が終了するまで、常に指摘され続けた。XM177シリーズは米陸軍全体で広く使用されたにもかかわらず、制式採用されなかった。ベトナム戦争終結後、コルト社はCAR-15武器システムというコンセプトを放棄したが、カービン・モデルの開発は継続された。これらのカービンは、アメリカ軍の特殊部隊や法執行機関、海外の顧客で広く使用されたが、1994年にM4 カービンが採用されるまで、米軍に制式採用されなかった。1970年代初頭よりコルト社は、M16A1をベースにして14.5インチ銃身を採用したカービン・モデルの開発を開始した。14.5インチ銃身を使用することで、XM177E2(モデル629)のように11.5インチ銃身を使用したモデルよりもやや大型とはなったものの、M16向けの標準的な銃剣を装着できるというメリットがあった。これらは、銃床が固定式か伸縮式か、あるいはボルト・フォワード・アシストが有るか無いかによって、モデル651-654の4種類がある。なお、モデル651は固定式銃床・ボルト・フォワード・アシスト有り、モデル652は固定式銃床・ボルト・フォワード・アシスト無し、モデル653は伸縮式銃床・ボルト・フォワード・アシスト有り、モデル654は伸縮式銃床・ボルト・フォワード・アシスト無しである。このうち、モデル653はアメリカ軍や法執行機関・イスラエル軍やマレーシア軍などの海外顧客に広く使用された。現在でもアーマライト社やパンサーアームズ社・ブッシュマスター社・オリンピックアームズ社が自社ブランドで製造・販売している。1980年代初頭、アメリカ軍は歩兵用小銃をM16A1からM16A2に切り替えることを決定した。M16A2は、NATOの各国と標準化した新型の5.56mm弾(5.56mm NATO弾; SS109あるいはM855)に対応し、銃身が太くなったほか、フルオート射撃に代わって3点バースト射撃を導入するなど、変更点は少なくなかった。このことから、それまで使用されていたM16A1ベースのカービンとは別に、M16A2をベースとしたカービン・モデルとして開発されたのがモデル723(フルオート)およびモデル725(3点バースト)である。米軍は、特殊部隊向けにモデル723を少数発注した。また、1983年、カナダの旧ディマコはモデル725をとしてライセンス生産し、M16A2の小改正型(モデル715)である小銃とともにカナダ軍に配備した。また、アラブ首長国連邦は、M16A2の太い銃身にM203 グレネードランチャーを装着できるよう、銃身の一部を細くくびれさせたモデルを発注し、このモデル727は、アラブ首長国連邦の首都からアブダビ・カービンと通称された。米軍は1984年より制式カービンの開発要求を行っており、モデル727はその候補としてXM4 カービンとして選定され、1986年には約40丁がARDC(陸軍開発センター)に納入され、1992年にはこれに対応するよう改良されたM203A1が開発、1994年に、XM4(モデル727)に小改良を加えたモデル777がM4カービン(3点バースト)、モデル779がM4A1 カービン(フルオート)として制式化された。また、のちにキャリングハンドルを着脱式としてレシーバー上にピカティニー・レールを追加したモデルが開発され、それぞれモデル977およびモデル979として生産された。これらは順次、モデル777およびモデル779にかわってM4およびM4A1として納入された。一方、アメリカ空軍は従来使用してきたGAU-5/A(XM177E1)およびGAU-5A/A(XM177E2)を新型の5.56mm弾(5.56mm NATO弾; SS109あるいはM855)に適合するように改修した。これは、上部レシーバーを交換し、マーキングを変更したもので、GUU-5/Pと称された。現在、ブッシュマスター社もM16A2/3 カービンの名で製造・販売している他、アメリカのAR-15系統製造メーカーも自社ブランドで製造・販売している。このように、M203 グレネードランチャーを装着可能とした14.5インチ銃身モデルのカービンに生産の重点が移される一方で、携行性を重視した11.5インチ銃身モデルの設計・生産も継続された。これらは、当初はM16A2 コマンドーとして販売されていたが、現在では、M4カービンの対となるM4 コマンドーとして販売されている。M4 コマンドーには、固定式のキャリング・ハンドルを使用するモデル733と、キャリングハンドルを着脱式としてレシーバー上にピカティニー・レールを追加したがある。アメリカ海兵隊武装偵察部隊では、M4 コマンドーをM9拳銃の代替として使用しているほか、陸軍のデルタフォースでも使用されている。また、SEALsでも使用されていたが、近年では10.3インチ銃身を採用した、より小型のモデルが使用されるようになっている。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。