シグマ型コルベット (Sigma class corvette) は、オランダが開発したコルベット/軽フリゲート。21世紀初頭より輸出市場に投入され、既にインドネシア、モロッコが導入、ベトナムも4隻の導入に向け、交渉しているとされている。シグマ型は、オランダの 造船所が、主として輸出向けに開発したコルベット/軽フリゲートである。シグマ(SIGMA)とは、Ship Integrated Geometrical Modularity Approachの略であるとされており、その名のとおり、高度なモジュラー化設計を導入している。また、造船所の呼称によるタイプ・ナンバーは、全長と全幅がそのまま使われており、例えば全長91メートル、全幅13メートルのディポネゴロ級は"9113型"と呼ばれている。船型としては長船首楼型を導入しており、艦首から艦尾まで長大なナックルを設けている。船体には高度なステルス化設計が導入されている。機関としてはディーゼルエンジンが採用されており、煙突2本が並列に配置されている。また、船首楼後方の後甲板は飛行甲板となっており、大型の9813型では、船首楼後部に格納庫を設けている。一方、小型のディポネゴロ級 (9113型) は格納庫を持たないが、必要に応じて露天係止して運用できるよう、飛行甲板は確保されている。現在までに発注されたシグマ型は、いずれも、同国製のTACTICOSを中核として、双方向の戦術データ・リンクを備えた戦闘情報システムを構築している。武装に関しては、小型のディポネゴロ級 (9113型)は比較的軽装備であり、艦対艦ミサイルは4発のみ、個艦防空ミサイルは携行地対空ミサイルを艦載化した簡易型で、捜索レーダーも、低空警戒/対水上兼用のMW-08のみとなっている。一方、モロッコ海軍向けの9813型は、2,100トンとより大型であることから重装備となっており、VL MICA NAVAL個艦防空ミサイルのVLSと、中型の哨戒ヘリコプターを搭載することが計画されている。また、いずれの型も、自艦装備の対潜兵装として、タレス UMS4132 キングクリップ船底装備ソナーとB515 3連装短魚雷発射管を搭載しており、短魚雷としては、典型的な輸出用魚雷であるA.244/S、または新型のMU90 インパクトを使用する。
出典:wikipedia
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