コタマガイ (小玉貝、学名 ) は、二枚貝綱マルスダレガイ科の1種である。西太平洋の潮下部から水深60m程度の砂底に分布する。殻長は70mm程度となる、比較的大型の貝。広く食用とされる。側面からはハマグリに似た形状であるが、貝が全体に薄く前後に長い。後端はやや切断状、腹縁は厚く、やや張り出しつつ中央付近側面からやや直線状となる。またハマグリに似て、多様な模様、斑紋を持つが、調理等のため加熱したり、古くなった標本などは褐色となる。近縁種のオキアサリ とは遺伝的に近似しているため、自然環境化で雑種化することがある。西太平洋の潮下部から水深40～60m程度の砂泥底に生息する。日本では東北地方以南に分布する。美味であり、広く食用とされる。ハマグリとよく似ているため、かつてハマグリの類似品として流通したことがある。

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