『旧かなづかひで書く日本語』(きゅうかなづかひでかくにほんご)は、萩野貞樹の著書。幻冬舎新書48。2007年8月発刊。全6章。本書は読者に現代仮名遣の不当性を説き、歴史的仮名遣を推奨する。文章も歴史的仮名遣による。ハ行転呼音の表記の仕方など、歴史的仮名遣での表記について個別に述べていく。歴史的仮名遣で各活用の動詞がどう書かれるかを紹介する。形容詞の連用形のウ音便に始まり、字音仮名遣の不要さ、古くからの表記を守ることの重要さなどを説く。戦前の小説の文章を現代仮名遣に直したり、当てる漢字をかえたりするのは、作者を冒涜する悪しき行いであると説く。新字体の「芸」がゲイとウンの二語を兼ねていることなど話題をあげて(新字体も含め)現代仮名遣をただす。新井白石、志賀直哉らの名を挙げ、国字問題に関する見解の一部を紹介する。本書には一部に事実と異なって解釈されうる紛らわしい語句がある。とあり、この部分は、明治時代に始まる歴史的仮名遣が平安時代から存在したとも読めるが、著者は巧みにもそうは言っていない。
出典:wikipedia
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