『メルヘンヴェール』(Märchen Veil) は、1985年にシステムサコム(1987年3月3日発売のファミリーコンピュータ ディスクシステム版のみサン電子)より複数のプラットフォームで発売されたアクションロールプレイングゲームである。遠い遠い昔、人間が自由に神々と妖精と対話ができたフェリクスの世界にて、魔法使いにヴェールという種族に変化する呪いをかけられ、世界の果てに飛ばされてしまった湖の国の王子が、愛を誓った森の国の王女の元へ戻るべく、苦難の旅を続ける物語。第1作のエンディングは物語が完結しないまま「メルヘンヴェールIIに続く」となっていたが、『I』がファミリーコンピュータを含む多数の機種で発売されたのに対して、フェリクスへ舞台を移し魔法使いを倒した王子がヴェールから人間に戻り、王女と結ばれるハッピーエンドの『II』が発売されたのはPC-9801シリーズのみであり、多くのプレイヤーが真のエンディングを見ることができなかった。1986年6月発売の完結編。Iでは多数の機種で発売されたが、IIはPC-9801シリーズのみの販売となった。ボスキャラとの対決時に魔法が使用可能。また、装備の変更とゲームのセーブが自由に行えるようになった。なお、前作を解き終えた際のデータを読み込むと、少しだけ有利なアイテムが手に入る特典があった。ゲームの目的は敵を倒しながら8つの「セフィラ」を集め、人間に戻ること。また本作では「鍵」なるアイテムが文字通りキーとなっており、種類も多い。魔法については、弾が誘導弾になる念動力、一定時間敵の目標にならなくなる姿を消す、任意に設置できる地雷、当たり判定の倍増に攻防2倍となる分身、一定時間無敵となる防御が用意され、武器、防具なども任意に変更可能となった。なお、本シナリオ発売時点では、シナリオIII,IVの構想もあったとのことである。レトロゲーム配信サイトプロジェクトEGGよりPC-8801版、MSX版の『I』とPC-9801版の『II』、『I・II』が販売されており、Windowsパソコンでプレイ可能。徳間書店の漫画雑誌『わんぱっくコミック』で1987年に連載された。作画はディスクシステム版のキャラクターデザイン・イメージイラストを担当したもりけん。また、これとは別に同社の必勝テクニック完ペキ版で描き下ろし作品が刊行されている。原作・野村宏平、作画・斉藤たろう。オリジナル版発売から25年以上過ぎた2011年2月23日にプロジェクトEGGより、シリーズのBGMを収録した初のサントラCD『Märchen Veil MemorialCollection』が500枚限定生産で販売。通常音源に加え、AMD-98版と『Märchen Veil JUKEBOX』版音源も収録。
出典:wikipedia
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