「RIDE ON TIME」(ライド・オン・タイム)は、山下達郎の通算6作目および通算37作目のシングル。1980年5月1日と2003年2月19日にそれぞれ発売された。そのほか、スターリンのカヴァー・シングルが1992年11月21日に発売された。「RIDE ON TIME」は同名アルバム『RIDE ON TIME』からの先行シングルだが、アルバム収録に際し再レコーディングされている。シングル・ヴァージョンはベスト・アルバム『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』とオールタイム・ベスト・アルバム『OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜』にそれぞれ収録されたほか、ライヴ・ヴァージョンがライヴ・アルバム『JOY』に収録された。マクセル・カセット・テープのTVコマーシャルに出演し、その撮影のためのサイパン・ロケを挟んでのレコーディングだった。この曲は青山純・伊藤広規・椎名和夫・難波弘之というラインアップでの最初のレコーディング曲。リズムパターンは青山・伊藤・難波の3人に山下を加えた4人で練習スタジオに行き、何日もかかって全員の意見を取り入れてリズム・パターンを決定したという。『THE RCA ⁄ AIR YEARS LP BOX 1976-1982』の「SPECIAL BONUS DISC」に詞・曲違い別ヴァージョン デモが収録されている。この当時のCMではしばしば、プレゼンテーション用に曲を2タイプ提出することが慣行とされていた。そのため、この曲にも詞・曲のまったく違う別のヴァージョンが存在する。デモ・テープ目的であるものの、ライブの終演後にメンバー全員スタジオへ直行して録音されたので、コーラスやサックス等が入っている。小杉理宇造はこのデモが気に入っていて、この曲は後にという詞がつけられ、近藤真彦のシングル「永遠に秘密さ」のカップリング曲となった。「RAINY WALK」はアルバム『MOONGLOW』からのシングルカット曲で、アルバム収録曲と同内容。アルバム直前にプロデュースを手がけたアン・ルイス用のストック曲だったが、気に入っていたので譲ってもらい、自分用に仕上げた曲だという。ジャケット裏面には当時の所属事務所“ワイルド・ハニー”の連絡先が掲載されている。シングルは50万枚を売り上げ、山下はこの曲で初めてオリコンチャートのベスト10入りを果たした。現在この曲は、いわゆるシティ・ポップスの嚆矢と位置付けられている。2003年、TBS系ドラマ日曜劇場『GOOD LUCK!!』の主題歌採用に際しシングル・カットされた。山下は「まさに晴天の霹靂でした。でも、曲が生き返ることはとにかくうれしいです。この気持ちは口ではとても表せません。ましてそれが『RIDE ON TIME』なんですから、なおさらです」と答えている。再発に際し、前年のRCA ⁄ AIRカタログ再発時のデジタル・リマスタリングよりもう少しシングル向けに、曲の情緒が台無しにならないギリギリのレベルまで音圧を上げて再度リマスタリングされている。また、カップリング曲は前回の「RAINY WALK」から「あまく危険な香り」に差し替えられた。シングルに揃って収録された両曲のカラオケ・ヴァージョンのうち、「RIDE ON TIME」はレコーディング当時制作されていたものの未発表だったもの。「あまく危険な香り」は今回のためのリミックス。シークレット・トラック扱いの5曲目は'80年秋にCMでオンエアされた30秒のアカペラ・ヴァージョン。コンサート・プログラム添付の『』に収録後、ファンクラブ通信販売アルバム『山下達郎CM全集 Vol.2』にリミックス・ヴァージョンで再び収録された。ジャケット表面には鈴木英人のイラストがレイアウトされ、裏面には歌詞のほか、オリジナル・シングルのジャケットが掲載されている。「ライド・オン・タイム」 (RIDE ON TIME) は、日本のロックバンドであるスターリンの6枚目のシングル。1992年11月21日に アルファレコードから8センチCDで発売された。アルバム『奇跡の人』と同時発売され、この曲がスターリンとしての最後のシングルとなった。タイトル曲は1980年に発売された山下達郎の楽曲のカバーだが、プロデューサーに岡野ハジメを迎え、ヴォーカルにはボコーダーによるエフェクトが加工され、バックの演奏はノイジーなテクノ・サウンドとなっているなど、原曲とは全く異なるアレンジとなっている。後に山下が自身のラジオ番組でオンエアし、「数あるカバーの中でも異色で、パンクでアバンギャルドな作品。当時の遠藤ミチロウさんのインタビューでは『ごくストレートなアプローチ』だと発言していた。こういう形で解釈されるのはすごく光栄」とコメントした。
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