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詩と詩論

『詩と詩論』(しとしろん)は、日本の文芸雑誌。1928年(昭和3年)9月に春山行夫、北川冬彦、安西冬衛、飯島正、神原泰、近藤東、竹中郁、三好達治、上田敏雄、外山卯三郎、滝口武士の11名の前衛的詩人が創刊した季刊発行の詩雑誌である。出版は厚生閣書店が引き受けた。創刊同人以外にも、淀野隆三などが同人参加し、西脇順三郎、吉田一穂、横光利一、北園克衛、渡辺修三、梶井基次郎、丸山薫、堀辰雄、滝口修造、坂本越郎、菱山修三、村野四郎、笹沢美明なども作品や文芸評論を発表した。『詩と詩論』は、1920年代の既成詩壇にあきたらない、超現実主義などの欧米の新しい前衛文芸思潮の影響を受けた若い詩人たち(『謝肉祭』『亜』『薔薇・魔術・学説』などの同人)の集合体的同人誌として1928年(昭和3年)9月にスタートした。個々の同人の傾向は多様であったが、春山行夫の編集により、やがてプロレタリア文学に対抗するモダニズム運動の一拠点となった。詩のみならず同時代の欧米の文学論の流れも積極的に紹介した。第1冊・創刊号では、萩原朔太郎を「旧詩人」と呼び、フランスの「エスプリ・ヌヴォー」の詩風を標榜していた。第2冊には創刊同人以外にも、 北川冬彦と『青空』で同人だった梶井基次郎の「櫻の樹の下には」「器楽的幻覚」などが掲載された。1930年(昭和5年)6月、春山行夫らの「現実遊離の傾向」に不満を持った北川冬彦、飯島正、神原泰、三好達治、淀野隆三、前田武などが脱退し、季刊雑誌『詩・現実』を武蔵野書院から創刊した。北川らはシュールレアリズムやフォルマリズムだけに飽き足らず、「新現実主義」に基づいた雑誌を目指した。『詩・現実』はやや左翼系であったが寄稿作家の全てが左翼というわけではなく、梶井基次郎の「愛撫」「闇の絵巻」などが掲載された。その後、春山行夫の『詩と詩論』は1931年(昭和6年)12月の第14冊で終刊し、同じく厚生閣書店の出版により『文學』という名で1932年(昭和7年)3月から1933年(昭和8年)6月まで(全6冊)継続発行した。その「モダニズム」の部分の系譜は、雑誌『詩法』、『新領土』に受け継がれ、戦後の『荒地』の詩人達の出発点となった。また『荒地』後の吉岡実、『凶区』の詩人達なども、昭和10年代のダダイズムやモダニズムの運動との関連を指摘されており(木原孝一など)、『詩と詩論』の影響は、戦後にまで及んだ。

出典:wikipedia

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