ワールド・レスリング・アソシエーション("World Wrestling Association")は、かつてメキシコのバハ・カリフォルニア州ティフアナを拠点としていたプロレス団体。略称はWWA。1986年にベンジャミン・モーラ・ジュニアが旗揚げした。かつてロサンゼルスとインディアナポリスにも同名の団体が存在したが関わりはない。タイガー・ジェット・シンなどの北米レスラーやメキシコの英雄的レスラーミル・マスカラスらを参戦させるなどして団体の規模を拡大していったが、1990年代に入るとAAAやWCWの人気で観客動員数が低迷し、消滅した。2004年に一度復活したものの、再び閉鎖された。看板タイトルのWWA世界ヘビー級王座にはミル・マスカラスやシエン・カラスらが名を連ねたが参戦選手の多くは彼らのようにヘビー級ではなく、ジュニアヘビー級やライトヘビー級かそれよりも下の階級のレスラーが多く、そのためにボクシングで見られるような階級の細かな設定があった。また参戦選手の多くは覆面レスラーであった。全盛期にはFOXスポーツのスペイン語チャンネル「Fox Sports en Español」でも中継されていた。当団体と日本のプロレス界との関係としては、創生期のFMWと深く関わり、コネクションを築いてきたことが挙げられる。当団体が女子王座を新設した際には、その初代王者決定戦を東京で開催(1990年11月5日、駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)。日本代表として出場のコンバット豊田が、アメリカ代表のビースティ・ザ・ロード・ウォリアーを破り、初代王者に就いている。1991年には、FMWとDILA(ソビエト連邦のプロ格闘家の組織)と共に、タイトル管理を業務とするWFDAを組織。ブラスナックル王座(大仁田厚が保持)の後継にあたる世界マーシャルアーツ王座と世界マーシャルアーツタッグ王座を認定した。若手だった上野幸秀や市原昭仁も、当団体のテリトリーだったメキシコで海外修業を行っている。1992年5月に、FMWが(団体ごとパッケージという形での)初の海外遠征に赴いた際に回ったのも、やはり当団体のエリアだったメキシコのティファナとアメリカのロサンゼルスだった。
出典:wikipedia
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