Chim↑Pom(チン↑ポム)は、2005年8月、東京で結成されたアーティスト集団。メンバーはエリイ、卯城竜太、林靖高、水野俊紀、岡田将孝、稲岡求の6人編成。2005年8月、東京で結成される。同年会田誠のサンフランシスコでの個展開催時に会場の一部で作品を展示し、アート界にデビューした。活動は映像作品を織り交ぜたインスタレーションが中心である。2008年には被爆地である広島市の上空に、飛行機雲で「ピカッ」という文字を描いたことが問題となった。(後記)2010年、河出書房新社より初作品集が出版。同年、「Asia Art Award」のファイナリストが発表され、日本代表に選出される。同年、国際美術展サンパウロ・ビエンナーレに参加。2011年5月には岡本太郎の壁画「明日の神話」へ絵を付け足したことが問題になった。(後記)2012年、映画監督である園子温がこれらの行為に共感を示し、対談をしている。広島市現代美術館での展覧会に先立って行った活動が問題となった。2008年10月、軽飛行機をチャーターして広島市の上空に飛行機雲で「ピカッ」という文字を5回描き、平和記念公園などからメンバーが撮影した。報道が過熱し謝罪会見にまで発展、予定されていた広島市現代美術館での展覧会が取り止めになった。2009年3月に、騒動を検証した本『なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか』を刊行、それに合わせて「広島!」展を開催し作品を発表した。制作意図を伝えた現在では被爆者らと交流があり、津波で流された額縁で制作した作品「Never Give Up」(2011年)を被爆者団体と共同制作した。渋谷駅に設置されていた岡本太郎の壁画「明日の神話」に、2011年5月1日夜、原発事故を思わせる絵が付け足されているのが発見された。これに対してChim↑Pomは自分たちの行動によるものであると名乗り出た。本人たちはこの行為のため、事前に寸法を綿密に計算している。同年7月13日、メンバーの内3人が書類送検された。その後、水野祐弁護士(シティライツ法律事務所)が代理人となり、不起訴に持ち込んだ。岡本太郎記念館館長の平野暁臣は、付け足し行為に対し「みなさんはいたずらとおっしゃるけれど、スプレーを作品に吹き付けたり傷つけたりしたわけではない。『明日の神話』は後世に残すべき作品だと敬意を払ったやり方をしている。行動の対象としてわかりやすい。ゲリラ的な瞬間芸として、明らかにアートの文脈で行われた行為です。ただ、作品としては斬新さも感じないし、ほめるつもりもありませんが、日本の置かれた状況や不安感を表現したいと思うのは当然」と評した。のちに岡本太郎記念館では、Chim↑Pomの企画展『PAVILION』を2013年に開催した。
出典:wikipedia
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