フーガ("FUGA" )は、日産自動車が栃木工場で製造し、2004年から販売しているEセグメントクラスの乗用車である。2004年10月、40年以上の歴史を持つセドリックおよびグロリアの後継車として、初代Y50型フーガが発売された。型式には6代目以降のセドリック、7代目以降のグロリアと同様に「Y」が採用されているが、セドリック/グロリアのそれまでのイメージを変えるために新名称「フーガ」へと車名が変更された。また、セドリック/グロリアの最終型であるY34型と同様、北米市場ではインフィニティの「Mシリーズ」(2014年モデルより「Q70」)として販売されているほか、他のインフィニティブランド展開地域でも同名称で販売されている。なお、中国市場では2005年6月に日本国外で唯一「フーガ」としてこのモデルが発売されたが、2007年のインフィニティブランド中国進出以降は中国国内でも「M」として販売されており、こちらも2014年モデルより「Q70」に改称されている。2004年10月に発売。デザインは2003年の東京モーターショーで発表されたコンセプトカー、「フウガ」をベースとしている。搭載するエンジンはV6 2.5L VQ25DEおよび同3.5L VQ35DE型を搭載。2005年8月よりV8 4.5Lエンジンを搭載するモデルも追加された。トランスミッションは全車5速ATとなる。2007年12月にはマイナーチェンジが行われ、外装の大幅な変更のほか、2.5Lおよび3.5LエンジンがそれぞれVQ25HR型、VQ35HR型に変更された。日本仕様車は2009年の東京モーターショーで発表され、北米仕様車は先に2009年8月にCGと写真が公開された。2009年11月に発売。搭載するエンジンは2.5Lは先代後期型と同型のVQ25HR型、3.5LエンジンはVVEL採用の3.7L VQ37VHR型エンジンに変更された。また2010年11月には、3.5Lエンジンを搭載するフーガハイブリッドが追加された。北米仕様車にはV8 5.6LのVK56VD型エンジンが、欧州仕様車にはV6 3.0LのV9X型ディーゼルエンジンが搭載されるが、いずれも日本仕様車への搭載は予定されていない。トランスミッションには、ハイブリッドを含めた全車に7速ATが採用される。2010年8月に、シーマ(F50型)及びプレジデントがそれぞれ生産中止になったため、2012年5月にシーマがHGY51型として生産再開するまで、一時的に日本市場における日産のフラッグシップとなった。2012年7月からは、三菱自動車へ「プラウディア」の車名でOEM供給されている。2015年2月にマイナーチェンジが行われた。特に外観デザインが刷新され、V37型スカイライン同様にインフィニティのエンブレムが装着された。また、各種広告において、日産のCIを一切出さず「NISSAN MOTOR CORPORATION」と表記し、既存の日産車の車種階層から一線を引いた位置をアピールしている。同年12月の一部仕様向上では、インフィニティエンブレムがリア側にも装着され更に外観が「インフィニティ・Q70」に近づいた。初代フーガはBMW・530をライバルとして開発が行われ、日本国内での競合車種は同じく国産Eセグメント車であるトヨタ・クラウンが中心となり、加えてベンチマークとした5シリーズも対抗車種としている。ただし、国産Eセグメント車として目標としているクラウンについては最小排気量の2.5Lモデルがハイブリッドを除く販売うちの過半数を売り上げるのに対し、フーガは初代では3.5Lモデル、2代目では3.7Lモデルを販売の主力目標としている。ただし2代目モデルでは、エコカー補助金(2010年9月まで実施)及びエコカー減税制度の実施などの影響により250GT系の販売比率が増加し、2010年10月の時点で250GT系が販売のうちの過半数を売り上げている。販売目標台数は初代前期型が2,000台/月、初代後期型が620台/月、2代目が800台/月となる。2009年11月に2代目にモデルチェンジされた際には、初代モデルの値崩れ防止のため、日産としてはGT-Rに次いで2例目となる認定中古車制度が開始されている。車名の「FUGA」は音楽用語の「フーガ (Fuga) 」および日本語の「風雅」から来ており、「(音楽形式の)フーガのような調和」と「上品で優美さ(風雅)」という意味が込められている。
出典:wikipedia
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