上腸間膜動脈(英:superior mesenteric artery; SMA)は腹部にある動脈の1つであり、通常、腹腔動脈の下方で腹大動脈の前面から生じる。上腸間膜動脈は十二指腸の下部から横行結腸の3分の2までの腸と膵臓を栄養している。成人の場合、上腸間膜動脈はL1の位置で生じ、通常、その1cm上に腹腔動脈の起始がある。上腸間膜動脈はその起始から前下方へ伸び膵頚(膵頭の一部)の下をくぐった後、前方に出て十二指腸水平部(または下部・第3部とも呼ばれる)の前を越えて下行し、腸間膜に入る。起始から腸間膜に至るまで、上腸間膜動脈と大動脈の間には以下のような構造物がある。上腸間膜動脈の枝は結腸の周りで吻合し辺縁動脈を形成している。なお、辺縁動脈は左結腸動脈(下腸間膜動脈に由来)の枝も加わっている。腹腔動脈と同様、上腸間膜動脈にはいくつかのバリエーションが存在することが知られている。例えば、右肝動脈が上腸間膜動脈から分岐したり、右結腸動脈が欠如していたりする。
出典:wikipedia
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