ニューマーケット競馬場(ニューマーケットけいばじょう、")は、イギリスロンドンから北北東64マイルに位置するサフォーク州の世界最大の競馬町ニューマーケットにある競馬場。イギリスクラシック三冠競走の第1戦1000ギニー、2000ギニーが行われる事で知られる。また第一次世界大戦、第二次世界大戦の頃には唯一ダービーとオークスの代替開催を行い、更には三冠の第3戦セントレジャーステークスやヨーロッパで最も権威のあるマイル競走のサセックスステークスなどの代替開催が行われた競馬場でもある。逆「く」の字型をした芝コース。夏場以外のシーズンで行う「ローリーマイルコース」と夏場のみ使用する「ジュライコース」、その直線の部分のみのコース「バンバリーマイルコース」の3つのコースがある。ローリーマイルコースは1マイル2ハロン(約2012メートル)の直線コースで、ゴール板から300ヤード(約274メートル)手前から急な上り坂が続く。ジュライコースは2マイル1ハロン(約3420メートル)の逆「く」の字型コースで、1マイル進んだ所で右にカーブして1マイル1ハロン(約1809メートル)の平坦な直線コース「バンバリーマイルコース」に入る。イギリスでは11月には平地競走はほぼシーズンが終わり、障害競走のシーズンになる。冬の間は平地競走はずっと休みで、春になると障害競走のシーズンが終わり、平地競走の新シーズンが開幕する。4月半ばのクレイヴン開催(Craven Meeting)は、伝統的にイギリスに平地競走の新シーズン開幕を告げる開催として知られる。クレイヴン開催は2日間の日程で行われるが、目玉競走は3歳クラシック路線の前哨戦で、牡馬のクレイヴンステークスと牝馬のネルグウィンステークスである。この開催は1771年にの支援によって始まった。5月上旬のギニーズフェスティバル(Guineas Festival)は、ニューマーケット競馬場の1年を通じて最も重要な開催の一つである。この開催中に、2000ギニー、1000ギニーが行われる。ジュライフェスティバル(July Festival)はその名の通り、7月の開催で、「ジュライコース」として有名なコースを使用して3日間の競馬が開催される。ジュライカップ、ファルマスステークス、プリンセスオブウェールズステークスなどが行われる。ケンブリッジシャー開催(The Cambridgeshire Meeting)は秋のニューマーケット競馬場で3日間に渡って行われる。以前は10月に行われていたが、2011年のイギリス秋季競馬のスケジュール改革に伴い、9月後半の開催に移動した。直線コースのローリーマイルコースが使用され、目玉競走はハンデ戦のケンブリッジシャーハンデキャップである。そのほか、ミドルパークステークス、チェヴァリーパークステークス、サンチャリオットステークスといったG1競走が行われる。なお、ピーター・ラヴゼイのユーモア推理小説「殿下と騎手(Bertie and the Tinman,1987)」は、1886年のケンブリッジシャー・レースにまつわる八百長疑惑と、実在の当時の名騎手・フレッド・アーチャーの自殺事件を背景・題材にしている。チャンピオンズデイ(Champions Day)は、アメリカのブリーダーズカップデイに倣い、3歳戦から古馬戦まで様々なG1競走を一堂に会して開催する大イベントだった。開催の最大の競走がチャンピオンステークスだったが、凱旋門賞と開催日程が近く、有力馬が分散してしまうことから、開催スケジュールの再編成が行われた。その結果、チャンピオンズデイ開催はアスコット競馬場に移った。その代わりにニューマーケット競馬場にはフューチャーチャンピオンズデイが創設された。フューチャーチャンピオンズデイ(Future Champions Day)は、フィリーズマイル、デューハーストステークスなどの、2歳馬の重賞を1日に集めて行われる新しいイベントである。ニューマーケット競馬場が始めたチャンピオンズデイが、イギリス全体の開催スケジュールの再編の結果アスコット競馬場に移ることになり、その代わりとして創設された。
出典:wikipedia
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