03式空挺歩兵戦闘車(まるさんしきくうていほへいせんとうしゃ、ZBD-03伞兵战车・ZBD-03)は、中華人民共和国の歩兵戦闘車（IFV）で、中国人民解放軍における初の空挺戦闘車である。正式名称は「ZBD-03」と呼ばれる。ロシアのBND空挺戦闘車BMD-3を参考に開発設計されたと言われており、IL-76輸送機から落下傘降下可能と言われている。今後Y-20にも搭載されると思われる。2009年10月1日に開催された建国60周年記念式典軍事パレードではデジタル迷彩を施しその姿を現した。主武装は30mm機関砲を搭載、対戦車ミサイルには86式歩兵戦闘車にも装備されているHJ-73を搭載。このほかに7.62mm機関銃を一丁搭載している。本車の車体を流用して、ロシアの2S25スプルート-SD 125mm対戦車自走砲に相当する、105mmライフル砲砲塔搭載の空挺対戦車自走砲（名称不明）のバリエーションも開発され、2012年に確認されている。ホビーボスより発売されている1/35スケールのプラモデルには「ZLC-2000空挺歩兵戦闘車」と明記されているが、これは初めて03式空挺歩兵戦闘車の存在が公開された時に「ZLC-2000」と伝えられたことに由来している。

出典:wikipedia